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About Money,Today

ファイナンシャル・ジャーナリスト 竹川美奈子のブログ。
お金に関する情報や日頃感じたことを発信していきます。

1年間継続して資金純増のファンド(2014年2月末時点)

2014-03-28 13:23:18 | 確定拠出年金

『投資信託事情』2014年4月号が届きました。毎月恒例の「1年間継続して資産純増の人気ファンド」を見てみましょう。これは1年以上継続して、資金の流入額から解約額を差し引いて、資金が純増している投信を調べたものです。

2014年2月末時点で「1年間継続して資産純増のファンド」(純資産30億円以上、DC、SMAなどの専用ファンドを除く)は45本(前月比▲3本)。順位は1年間の資金増加額の順です。ここでは、毎月分配型以外の投信をピックアップしてみます。

15位:野村ドイチェ・高配当インフラ関連株投信・米ドルコース・年2回(野村AM)
17位:マイ・ロード(野村AM)
18位:コア投資戦略ファンド<コアラップ(成長型)>
19位:日興レジェンド・イーグル・ファンド(アムンディ)
20位:コア投資戦略ファンド<コアラップ(安定型)>

23位:優良日本株ファンド<ちから株>(三菱UFJ投信)
26位:明治安田米国中小型成長株式ファンド(明治安田)
32位:トレンド・アロケーション・オープン(国際投信)
33位:テンプルトン世界債券ファンド・為替ヘッジなしコース(フランクリン・テンプルトン)
38位:結い2101(鎌倉投信)
39位:中小型株式オープン<投資満々>(三井住友トラストAM)

41位:eMAXISバランス<8資産均等型>(三菱UFJ投信)
43位:DIAM外国債券・パッシブ・ファンド(DIAMアセット)
44:SMT国内債券インデックス・オープン(三井住友トラストAM)
45位:三菱UFJライフセレクトファンド<安定成長型>(三菱UFJ投信)

*結い2101とeMAXISバランス<8資産均等型>は2年以上資金純増となっています。
*中小型株式オープン<投資満々>(三井住友トラストAM)が初登場。一方、3年超続資金純増が続いていたひふみ投信(レオス・キャピタルワークス)などが姿を消しました。


さわかみ投信がDCの運営管理機関に

2014-01-31 19:16:10 | 確定拠出年金

厚生労働省のHPには確定拠出年金の「運営管理機関登録業者一覧」が掲載されています→こちら
201年12月末時点の登録業者一覧をみたところ、 独立系直販投信の草分けである、さわかみ投信が名を連ねています。商品提供ではなく、自ら運営管理機関なるということは、DCビジネスに参入するということなのでしょうか!? まだ詳細はわかりませんが、今後の動向をウオッチしていきたいと思います。
 

 


SBI証券の個人型確定拠出年金、「EXE-iシリーズ」5本を追加!

2013-08-12 13:10:52 | 確定拠出年金

8/5から、SBI証券の個人型確定拠出年金(個人型DC)に低コストの「EXE-i(エグゼアイ)シリーズ」が追加されました。

EXE-iシリーズ(SBIアセットマネジメント)
EXE-iについてのよくある質問

これまで、口座管理料は安いけれど、新興国のインデックスファンドもなく、他のインデックス投信のコストも高めと、品揃えがいま一つだったSBI証券。これで、ようやく比較的低コストのインデックスファンド(厳密にはETF等に投資をするファンド・オブ・ファンズですが…)が加わりました。そして、新興国株式やグローバル中小型株などにも、投資できるようになりました。

8月5日から、追加されたのは、以下の5本です。
(カッコ内は運用管理費費用、実質的な負担、ともに税込)

・EXE-i 先進国株式ファンド (年0.2415%、年0.3515%程度)
・EXE-i 新興国株式ファンド (年0.2415%、年0.4355%程度)
・EXE-i グローバル中小型株式ファンド (年0.2415%、年0.5155程度)
・EXE-i 先進国債券ファンド (年0.2415%、年0.4415%程度)
・EXE-iグローバルREITファンド (年0.2415%、年0.5315%程度)

先日の野村証券の個人型DCのニュースといい、最近、個人型DCではGood ニュースが続いていますね。NISA(少額投資非課税制度)効果もあるのでしょうか!? これから始めるかたにとっては朗報だと思います。個人事業主・フリーランスといった第一号被保険者の方や、企業年金制度のない会社員の方は、老後資金をつくるという目的であれば、個人型DC、検討してみてもいいと思いますよ。

<ご参考>
個人型DC、琉球銀行に強力なライバルが出現!?


個人型確定拠出年金、琉球銀行に強力なライバルが登場!?

2013-08-05 17:29:21 | 確定拠出年金

先日、一般社団法人バトンさんが主催するセミナーで「個人型確定拠出(DC)年金」のお話をしました。詳細はこちら

実は個人型DCのセミナーは2回目ということで開始前はちょっと緊張しましたが、参加者の皆さんの「聴く力(笑顔+うなづき力)」に支えられて、和やかな雰囲気で終わることができました。ご参加いただいた皆様、本当にありがとうございました。
ちなみに、個人型DCについてお話する機会がないのは全くオーダーがないからです(苦笑)。個人型DCはもっと知られてもいい制度だと思いますので、少しずつこうした機会を増やしていきたいと思っています。

その中でも触れましたが、個人型DCでちょっとしたニュースがありました。すでにいくつかのブログで取り上げられていますが、野村証券の個人型DCの品ぞろが良くなったことです。

<ご参考>
●cubの日記「個人型確定拠出年金にちょっぴり嬉しいニュースが」
●吊れられた男の投資ブログ(インデックス投資日記)「NISA効果? 野村證券の確定拠出年金がパワーアップ」

具体的には低コストインデックスファンドのが加わったことです(カッコ内は運用管理費用、年率、税抜きの数値)。
・日本株:野村DC国内株式インデックスファンド・TOPIX (0.19%)
・国内債券:野村DC国内債券インデックスファンドNOMURA-BPI総合 (0.16%)
・先進国株:野村DC外国株式インデックスファンドMSCI-KOKUSAI (0.22%)
・新興国株:野村新興国株式インデックスファンド(確定拠出年金向け) (0.56%)
・先進国債券:野村DC外国債券インデックスファンド (0.21%)
・新興国債券:野村新興国債券インデックスファンド(確定拠出年金向け)(0.55%)

個人型DCは
①口座管理料の安さでいえば、スルガ銀行、SBI証券
②低コストインデックスファンドの充実度でいえば、琉球銀行、岩手銀行
という流れでした。

これまで、野村アセットマネジメントの低コストインデックスファンド(DC専用)は、琉球銀行や岩手銀行で採用されていましたが、ご本家、野村証券では取り扱いがありませんでした。野村証券の個人型DCは、セブン銀行の定期預金やMMF(マネー・マネジメント・ファンド)などもそろっていて、これでグンと充実しました。いい方向に変わるのはよいことですね!