Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

大岡山でフレンチ@「フルール・ド・セル」

2017-08-06 14:07:42 | 食べ歩き
学生時代からの仲間3名、諸事情によりみんなプータロー状態になったので、珍しく平日のランチにお出かけ。

今回は新規開拓でフレンチのお店に挑戦。
 「Fleur de Sel」
大岡山駅前から渋い北口商店街をまっすぐ、お店もそろそろなくなろうかというあたりにひっそりとたたずむ一軒家。
看板なども小さく引っ込んでいるので、気を付けていないと見逃してしまう。

 店内は入ってすぐ左手にシェフのいる厨房カウンター、その奥にテーブルが並んで落ち着いた雰囲気。

ランチは2800円のコースのみだが、前菜、メイン、デザートはそれぞれ5,6品から選べるプリフィックス・スタイル。 

 まずは暖かいキッシュをいただいて
 
友人たちはサーモン・マリネやいわしのさっぱり系。いわしはお刺身のようで新鮮。
 でも自分はチキン・レバーにレンズ豆。
最近なぜかレバーや砂肝にはまっているのだ、コレステロール値が高いと言うのに。

 スープは夏らしく冷たいヴィシソワーズ。

 メインもしっかりポーク・ローストで、このマスタード・ソースがおいしい。
 魚のポワレも皮がぱりっと素敵な焼き上がり。

 これは友人たちのデザートのレモン・タルトと蜂蜜のアイスクリーム。
 
カンパリ・グレープフルーツに生姜のアイスクリームはさっぱりと、見た目は地味だけれどおいし~。

盛り付けも味付けもとても上品なフレンチはさすが大岡山、ボリュームも上品なのはマダム向けかと思うが、この日は後から女の子の二人連れが来ただけでとても静か。
おかげで我々のおしゃべりで誰の邪魔をすることもなかったのは幸いか。

こちらに長居をした後は、大岡山商店街でかわいい男の子にコーヒー豆を焙煎してもらったり、ドイツパン屋さんに寄ったり。
この町在住の友人は何もないと言うけど、歩けば大岡山も面白い。

旅行は遠くに出かけるけれど、都内はますます遠出をしなくなる。


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アンダルシアの旅 10 グラナダ市内

2017-08-04 18:05:25 | ヨーロッパ
5月7日 続き

グラナダ市中心部に立つ、イサベラ女王とコロンブスの像。
 
周りの街路も立派で、グラナダがこんなに都会とは知らなかった。なんとなくアルハンブラがあるだけの田舎町だと思っていたのだ。

しかし昼下がりのこととて
 周りのお店は皆シャッターを下ろしてシエスタ中。

 
そこでムデハル様式の鐘楼のサンタ・アナ教会とか
 
こちらはいかにもアラブ風な昔のキャラバン・サライの跡とか
 
土産物屋の並ぶ狭い小路など覗いて時間つぶし。

15時になったのでカテドラルの脇にくっついた王室礼拝堂へ。
 
ここはカテドラルの正面からは裏手に地味な入口があるのだが、撮影禁止の内部にはイサベラとフェルディナンドのカソリック両王の豪華な墓があり、遺体はその地下に埋葬されている。

しかし興味があったのはこの両王の娘で、隣に埋葬されているフワナ。
美男だけれどろくでなしの亭主の浮気に嫉妬したあげく気が狂ってしまったとされているこの女王の映画を来る前に見たばかりだったのだが、その亭主も並んで葬られていて、フワナの方が後に亡くなっているからこれは彼女の意志だったのだろうな、と感慨深い。

聖具室にはファン・デル・ワイデンやメムリンクの絵などもあって、これらはイサベラ女王のコレクションだったそう。
趣味がいい。

16時からはカテドラルも開くのでそちらへ。
 
人の大きさでわかる巨大な建物。
 
内部ももちろん堂々として豪華。
   
  
しかしちょっとしたところにイスラム風が混じるのが面白い。

カテドラルの見学を終えたらまたイサベラ女王のおひざ元からミニバスに乗り、狭ーい路地を縫ってアルバイシン地区の山の上へ。
 
バスを降りてからまたちょっと坂を上がるとサン・ニコラス教会があるが、ここには誰も見向きもしない。
 人が群がっているのはその前の展望台で
 
もちろんこの景色が目当て。

  
左手に見えるのがナスル宮、右手の要塞がアルカサバ。
 奥には雪を頂いたシエラ・ネバダ山脈が見え
 
足元にはアルバイシンの家々、その向こうには新市街も見える。

帰りは地図もろくにないけれど、山をひたすら下ればよかろうと歩くことにする。
  
一段と狭い路地を下へ下へとたどれば、途中にはムデハル様式の家などあり
  
とてもいい声で歌う人や大きな犬など眺めながら歩くうちに思いのほか早くサンタ・アナ教会の前に出てしまった。

  
教会前のバルでのどの渇きをいやし
 
ちょっと早めの夕食はまた別のバルで。
 
グラナダのバルでは飲み物一杯につき無料のタパスが一皿付いてくるのがありがたく、2人で23ユーロで済んでしまった。

 
またまたミニバスのお世話になってパラドールに帰り着くと、ようやく日が暮れてきた。


あの山の上にはまだこちらを眺める人たちが大勢いるんだろうな。

 
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アンダルシアの旅 9 グラナダのパラドール

2017-08-01 17:00:55 | ヨーロッパ
5月7日

朝、頼んでおいたタクシーはここでもきっちり時間通りに来てくれて、コルドバのバスターミナルへ。
  
 
コーヒーを一杯いただいたら、8時半のグラナダ行きALSAバスに乗車。
このALSA、スペイン国鉄よりオンライン予約など簡単にきっちりできて、時間も正確で信頼できる。
 そのためか車内もほぼ満席。

コルドバの街を離れると、車窓はオリーブ畑などの続くのどかな景色。
  
ところどころに小高い丘の上に要塞の建つ町が現れ、バスはそれらに寄りながら進むが
 
ドン・ペドロなど中世の王様たちが取り合いをしていたのはこんな町なのか、と実感できて興味深い。

 やがて雪をいただいた山が見えてきたら
 
グラナダのバス・ターミナルに到着。
ここまで2時間半で7.25ユーロは安い。

バス・ターミナルから今夜の宿、アルハンブラ内にあるパラドールまではタクシー。
市内が何かのデモのために通れないとのことで遠回りをして21ユーロかかったが、パラドールに泊まるのにけちってはいけない。(デモは本当にあったし。)

と言うことでお昼前に無事山の上にあるグラナダのパラドールに到着。
 
早い時間ではあるが、荷物を預けようとフロントへ。
 これは夜の写真なので暗いが、昼は明るいカウンターで予約票を見せると、ちょっと日本語を話すおじさん、「ご予約はスタンダードのお部屋ですが、通常ならプラス400ユーロのスイート・ルームが本日はプラス170ユーロでご提供できます」と言う。
しかし元々が一泊385ユーロと近頃の自分にしてはかなりお高い宿泊費なのでご遠慮すると、「ではプラス100ユーロではいかがでしょう」となぜか必死の勧誘。
これは何か訳ありに違いない、と言うことで心優しい(笑)我々はOKを出してアップグレード。訳ありなら追加料金なしでアップグレードしてくれればいいのに、と思わないでもなかったが。

そんなスイートルーム。実際には夕方に入ったが、先にここでお披露目。
一番高い階にある部屋でソファもあるが
 
あら、意外に狭いのね、とちょっとがっかり。
 
バスタブにジャグジーが付いているあたりがスイートだろうか。
 窓からはヘネラリフェも見えるし。

館内は全体にモダンな内装になっていて、
 
10年ほど前にもここに泊まったことがある友人はクラシックな趣がなくなってしまった、と残念がる。
 
しかし中庭などは雰囲気があるし
 
ダイニングルームのテラスからの眺めも素晴らしい。
なんと言ってもアルハンブラの中と言う立地がこのパラドールの価値だ。

時間は戻って、部屋の交渉が済んだ後は荷物をフロントに預けて外へ。
まずはオンラインで翌日のアルハンブラの入場券を予約してあるので、その発券をすべくチケット売り場を目指す。

が、ここで方向を間違えてしまって、えらく遠回りをする羽目に。
  
 
広い庭園内を鳥さんやワシントン・アーヴィングに出会いつつうろついて
 やっとチケット入手。
やっぱりスペインは行き先案内がへたくそだと思う。

ここからは1.2ユーロの小さなアルハンブラ・バスに乗ってグラナダの中心部へ。

まずは腹ごしらえ、と目についたモロッコ料理屋に早速入る。
 
まだスペイン料理に飽きたわけではないけれど
  
ホモスやナスのペースト、肉団子のタジン
 
鶏のタジンもライスプディングも、アラブ風がグラナダには似合う気がする。



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