Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ケララでアーユルベーダ 7

2007-10-05 01:31:16 | インド
ケララのハウスボートで一泊

コーチンからアレッピーまでは車で1時間ほど。ここはケララ独特のハウスボートの基地として有名なところだ。
 我々の乗ったハウスボート。
昔、運河で米を運ぶのに使われていたボートが今は宿泊もできるように改造され、観光に使われている。竹を編んで作られた屋根の形が様々で面白い。
 乗り込むとまずは食堂兼居間。両側の窓を開けると風が通って気持ちいい。
  
この船のベッドルームは2つ。それぞれにちゃんとバスルームもついている。トイレは水洗、シャワーは使わなかったので何が出てくるのかは不明。

荷物を置いて一息ついたところで早速昼食。
 野菜中心のメニューにお魚のフライも。家庭料理っぽくておいしい。

そうこうしているうちに出航。
 ヤシの木の間の運河を進んで行く。
 舳先で舵を取る船長、渋くてカッコいい!
  
運河沿いには田んぼが広がり、小さな村があちこちにあって、小さなボートもたくさん行き来している。本当に普段の足という感じ。

観光用ハウスボートのルートは決まっているので、他の船もたくさん見られる。
 
 こんな大きなベランダ付きのボートも。乗っているのは家族連れヨーロッパ人観光客がほとんど。

途中、さほど見所もない村に一度上陸して、大きな田んぼの広がる夜の停泊地へ。
 ほかにも5、6艘の船が集まってきた。
 夕暮れのヤシの影がいかにも南インド。

料理長が夕食の準備を始めたのでキッチンへ見学に行く。
 
腰布一つで手際よくカレーを作る料理長。チキンカレーはヨーグルトとカレーマサラにしばらく漬けておき、火にかけたらココナッツミルクを入れて、肉に火が通ったら最後の最後、火を止める直前にカルダモン、クローブ、シナモンを放り込んでいた。野菜の蒸し煮もスパイスを入れるのは火を止める直前。でないと香りが飛んでしまうのだそうだ。なるほど。
 できあがった夕食。チキンカレー、にんじんの炒め煮、オクラのココナッツ炒め、きゅうりとココナッツの蒸し煮。どれもいい味付けでした。

電気はソーラーでついていたけれどさっさとベッドへ。
ぐっすり眠って翌朝は洋風の朝食。

狭い運河を通って、出発地のアレッピーに戻る。

丸一日のハウスボートの旅、移動距離は微々たるものだけれど実にのんびりと気持ちが良かった。

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ケララでアーユルベーダ 6

2007-10-03 00:29:22 | インド
1月1日 続き

夕方、ケララの伝統芸能、カタカリ・ダンスを見に行く。

独特の化粧を施すところから見せてくれるということなのでかなり早めに行ったら一番乗りで、主役の男性が準備を始めたところだった。
 
この化粧の手順が面白い。主役は顔を緑色に塗るのだが、隈取を先にしてから残りを塗るのだ。さらにあごに白いエラをつけるのだが、これはボール紙を切り抜いてカーブをつけ、何枚も張り合わせながら顔に付けていく。この細かい作業を毎回一からやるらしい。
  
こちらは女形。近くで見るととても繊細な化粧だ。
化粧の様子だけでも1時間以上見ていたがまったく飽きない。
 舞台上の二人。
観光客向けではあるが、舞台裏からカタカリの基本の説明、出し物のハイライトまできっちり見せてくれて、これは予想以上に楽しめた。

1月2日

午前中、ホテルから歩いて市場をのぞきに行った。
 ケララといえばバナナ。
いたる所にいろいろな種類のバナナの山。
 こちらは芋の山。
 
豆だの瓜だの、野菜の種類は豊富だ。
 お茶目なハーブ売り。
 
店先で揚げているバナナ・チップスを買って、コーチンを後にアレッピーに向かった。

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リッツ・カールトンと芋煮汁

2007-10-02 02:26:51 | 食べ歩き
出張でNYから一時帰国中の友人がリッツ・カールトンに泊まっているというのでホテル見学。
六本木の駅からミッドタウンに入り、表示に従って歩くがわかりづらい。狭い廊下を通ってエレベーターを乗り継いで。
タクシーでホテルの玄関に乗り付ければ簡単らしい。地下鉄で来るようなやつはお客じゃないってことね。
なんてひがみながらたどり着いたホテルロビーは45階。

人が多くて意外にわさわさしている。これ見よがしな派手さがないのはリッツらしくていいけど。
 
部屋はこげ茶とベージュの色調で、これまたリッツらしい落ち着いた感じ。なにより部屋が広いのがいい。バスルームがまた広くて、贅沢なつくりだ。
それにしてもここのルームサービス、アメリカン・ブレックファーストが4500円、和朝食が4100円だって。今まで見た中では最高額。

そんなルームサービスには目もくれず、普通の和食を求めて下界に下りる。
近場で良さそうだったので山形庄内の料理が食べられるという「井筒」へ飛び込み。
ぐるなび - 旬味 井筒

 この季節はこれでしょう、とサンマの刺身としめ鯖。
 食用菊「もってのほか」のなめこ和えは山形らしい。
ほかに豚ひき肉のつくね、きのこのてんぷら、女ごちのてんぷら。
そして最後はやっぱり芋煮汁。
 ここのは牛肉入りの醤油味。

全体に味が濃い目なのは山形風だろうか。
ようやく涼しくなった日本の秋はやっぱりおいしい!

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ケララでアーユルベーダ 5

2007-10-01 02:14:01 | インド
12月31日

朝食後、もう一度ヨガのクラスに出てからチェックアウト、トリヴァンダラムから国内線でコーチンへ。

ホテルは本土側、エルナクーラム地区の海に面したところ。こちら側が新市街で店も多い。街をちょっと散歩して、夕食はこぎれいだがローカルな雰囲気の店へ。
 四角い押し寿司のような姿のご飯は真ん中に辛い具のはさまったキーマライス。魚のカレーやチキンカレーなど、久しぶりにノンベジの食事。どれも辛いがさっぱりとおいしい。ちょっとパイのように層になったパラタというパンも好きだ。
店にはひっきりなしにお客が入ってくるが、ほとんどの人はテイクアウト。中国もそうだが、インドもたいていのレストランでどの料理もテイクアウトができるらしい。大晦日だったので余計テイクアウトが多かったのかもしれない。

食後は隣のこじゃれたコーヒーショップへ。

カプチーノもキャロットケーキもおいしくてちょっとびっくり。

1月1日

元旦だがインドなので別にお祝い気分はなし。
ホテルでしっかり朝食を食べて、近くの乗り場からマッタンチェリー地区行きのフェリーに乗る。
 
 ここの人たちの日常の足。

船着場から適当に歩いたら穀物の問屋街のようなところに出た。
 商品見本と電話一本、電卓一つで商売している様子が渋い。
 マッサージ・オイル屋さんのかわいいお嬢さん。
 骨董屋が軒を並べる。
 こちらではスパイスを物色中。ここで買ったカルダモンは本当に香りが良かった。
 
コーチンの名物、チャイニーズ・フィッシングネット。
これで捕った物かどうかは疑わしいが、海岸には魚屋が並び、シーフード・レストランのテーブルも並んでいる。
 
エビのカレーと、久しぶりに塩焼きの魚を食べたが、味の記憶はあまりない。

またフェリーに乗ってエルナクーラム地区へ戻った。

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