Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ブータンの秋 1

2007-10-25 01:39:46 | ブータン
日本もようやく秋が深まってきた感じなので、秋のブータンの旅のこと。

2001年11月1日から11月11日まで

バンコクで一泊してパロ空港に到着。

すでに刈り入れの終わったブータンは新米の季節。こちらでも新米は一年の楽しみ、日本の米よりパサパサしたブータンの赤米も新米はもっちりしておいしい。

ティンプーでは早速市場へ。
 
ブータン人の必需品、唐辛子が赤いの、青いの、乾燥したのと、よりどりみどり。
 この赤くて大きいのはブータン人に言わせると辛くないそうで、大根や豚肉と煮込んでよく使う。

この時期は民家の屋根の上も唐辛子で真っ赤。
 
 窓にも吊るされている。
一体ブータン人は一年にどれだけの量の唐辛子を食べているのだろう。

 秋は野菜も豊富。でもこれだけいろいろな種類の野菜を食べるようになったのは最近のこと。30年ぐらい前は唐辛子が「野菜」だったのだそうだ。
 中国の雲南省から来るお茶。スジャ(バター茶)にして飲む。
 白い塊はチーズ。コテッジチーズのように癖がない。たいていの野菜はこのチーズと唐辛子と塩を入れて煮れば「ブータン料理」になる。
 こちらのぶら下がった四角いのは乾燥させたチーズ、チュゴ。硬くて絶対に歯が立たない。ずっとしゃぶっていなければならないが、塩気も何もなくておいしくない。

乾燥キノコや川のりを買って、市場は何度来ても楽しい。

昼食は友人のいとこのホテルでいただいて、併設の織物の工房をのぞかせてもらう。
 織り手は席を外していたが、とても手のかかる柄を製作中。これはすべて刺繍ではなく、織り込みの柄なのだ。
 模様は伝統的なものだが、最近は派手な化学染料の糸で織ったものが多い。
 こちらはアンティーク。色も柄もいかにも古風だ。

これに刺激されたわけではないが、この旅ではハーフ・キラ(スカート部分だけのキラ)を買ってにわかブータン人としゃれこんだ。
ブータン人なりきりツアーは続く。

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コメント (1)
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