Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

北京のゲテモノ屋台

2007-11-24 19:40:36 | 東アジア
上海から北京へ移動した夜、食事をしようと一番の繁華街、王府井へ。
と、この判断は大失敗。9時半ごろに行ったら大きな店は既に閉店、広い通りを歩いている人たちはいるが、もう閑散としつつある。
 霧は石炭ストーブのにおいがして、風はないもののしんしんと寒い。

食事ができそうな店もなく、でもこの先の通りに屋台街があった筈と歩いていくとありました、提灯をぶら下げた屋台の群れ。
 200メートル以上も屋台が並んでいるが、白い帽子をかぶったウイグル人の屋台が多く、どこも串焼き屋ばかりでバラエティがない。
 そんな中、ストローの刺さった小龍包を発見、連れが買ってみたらスープがまったく入っていなかったとかでぶり怒り。
 こちらは鹿肉とダチョウ肉とあるが、はなはだ怪しい。
 そして居並ぶ串の中にはなにやら巨大なさなぎ。
さらに
 
さそり、こおろぎ、ヒトデ・・・。
ヒトデの隣にはなんとムカデも並んでいたのだが、気持ち悪いので写真はなし。どうやってムカデに串を差したんだろう、と連れは変なところで感心していたが、こんなもん食べる人が本当にいるのだろうか。巨大な黒いさそりを食べている人は確かに見たけど。

ゲテモノと言えば15年ほども前、出張で行った上海で同僚を誘って薬膳料理のレストランへ行った。きっと漢方薬など入った体に良さげな料理が出て来るのだろうと期待していたら、出て来たのはさそりのから揚げ、タツノオトシゴのから揚げ、牛の睾丸、黒蟻まぶしのダンゴ。
烏骨鶏のスープやすっぽんも出てきて、値段もあの頃にしては随分高かったから高級料理、にしてもあまりにも予想外の内容。一緒に連れて行ったオーストラリア人が一品出るごとに大騒ぎで、店中の注目を浴びてしまった。
さそりは川エビのから揚げ、タツノオトシゴは骨せんべいみたいだったが、一体何にいいのやら。

それにしても明らかに観光客向けの北京のゲテモノ屋台、オリンピックの時にも存在しているだろうか。

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4 コメント

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うへ~ (lumiere)
2007-11-24 21:26:54
キョーレツですねー。その国の食文化は尊重すべきとは思いますが、何もそんなモノ食べなくても……。
でも、ご商売がなりたっているということはそれなりの需要があるということなんでしょうね。
食に対する飽くなき探求心ってところでしょうか。いろんな意味でアジアはすごい。
わたしの香港旅行は12月の初めです。
前回は返還直後でしたから、かれこれ十年ぶりの訪問。
だいぶ変わっているかな。でもきっと香港人のあのパワフルさは変わっていないでしょうね。コワイなぁ。
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lumiere 様、 (lunta)
2007-11-25 11:59:01
虫は非常に優れた蛋白源だという話ですから、他に食べるものがないところで食べられるのはわかるんですけどね。
でもタブーがありすぎるよりはいいかな、ものには限度がありますが(中国には限度がありませんけど)。

香港、楽しみですね。ここはあまり変わっていないと思いますよ。相変わらずパワフルです。
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文化ですもの (mest)
2007-12-03 12:41:44
オリンピック時にも堂々と存在し続けてほしいものです。理由があるから古来より続いてきているのがその地域の文化。他国がとやかく言うこともないと、私は思うのですが。ソウルの際、ポシンタンが町から(表面上)消えたことを思い出しました。
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mest 様、 (lunta)
2007-12-03 13:34:43
ほんと、長い歴史の中から生まれた文化、慣習には大抵その土地ならではの合理的な理由があるんですよね。だからよそ者がそれにいちゃもんつけるのは具の骨頂だと思うのですが、押し付けがましい欧米はそれをやりがち、そして最近は日本人にもその傾向が強くなっている気がします。
日本の価値観だけで訪問国の文句を言っている人を見ると悲しくなります。
もっとも北京のこのゲテモノ屋台に関しては文化と言うよりは商魂だとおもいますが、あ、これも中国文化か。
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