Gardens by the Bayを出て、地下鉄でラッフルズ・プレイスへ。
シンガポールの切符はこのカードに毎回運賃をチャージしながら6回使いまわす方式。
スイカのようなチャージ式カードもあるがデポジットが高くて戻ってこないし、回数券や一日券もなくて意外に観光客に不親切。
地下鉄駅を出てちょっと行くとボート・キー。
対岸にあるのが目指す建物なので
一度は泊まってみたいフラトン・ホテルを横目に見ながらカベナ橋を渡る。
やって来たのはアジア文明博物館。
19世紀に建てられた植民地政府だった建物だが、博物館がここに移転したばかりの2003年ごろに一度来たことがある。
入場料は現地在住なら特別展を除いて無料らしいが、観光客は一律S$20(約1600円)とやはりお高い。
展示を見る前に休憩がてらお昼を食べようとカフェへ。
静かに食べられるかと思ったらまわりは子供連れの欧米人ばかり。特にどういう関係なのか、6人もの子連れグループが隣に来てしまって大騒ぎ。思いのほかスパイシーなラクサを大急ぎで片づけた。
さてこの博物館、最近リニューアルをしたとのことなのでまた来てみたのだが、正面から入ると記憶にある博物館とずいぶん印象が違う。
以前は明るくて大きな中央ホールのまわりに小部屋があると記憶していたのだが、全体に暗い感じなのはどうしたことか。自分の記憶もあてにはできないけれど。
ただし最初に入った部屋は明らかに新しく作られた部屋。
1998年、スマトラ島沖で発見された唐代の貿易船から引き揚げられた交易品が展示されていて
しっかり梱包されていたので破損していなかったと言うたくさんの皿が、量産品ではあろうがのびやかな絵付けで魅力的。
明らかに西洋人向けの金製品なども積んでいたらしい。
1階にはこのほかにも海洋貿易に関する展示があって、これらはいかにもシンガポールらしいところ。
豚は中華系にとっては繁栄のシンボルだと思うが、こういうのは西洋でも受けたのだろうか。
2階のテーマは信仰で、まずはイスラム関連の展示があって素敵な陶器などもあるが、大きな部屋をいささかもてあましている感じ。
これはどこのものだったか、あまりイスラムらしくないのはアジアならではか。
この先にはいろいろな国から仏教系のものが集められているが、こちらはさすがに充実。
特にこのガンダーラの彫刻がすばらしく
ライティングも工夫されている。
彫刻以外のこんなのも個人的にツボ。
3階に上がると陶器を中心とした中国の部屋があるが、一通りはあるもののあまり統一性やテーマを感じなかったのは寄贈品が中心のコレクションなのだろうか。
こんなおもしろいものもあるけれど。
意外だったのはマレーシアやインドネシアの展示物がほとんどなかったことで、以前は確か刀剣やイカットなどの布地の展示があったはず、と思ったら服飾関連の部門は2019年にオープン予定だとか。
ところでここを訪れたとき、2階では大きなスペースを割いて「アンコール展」を開催中で、これがなんとパリのギメからの出張展。
ギメのクメール部門がスカスカだったのはここに来ていたからなのだ。
面白かったのは入ってすぐにあるアンコールの風景画で、これらは発見当時、フランスにこの遺跡を紹介してブームになったというもの。
ただし画家たちはジャングルの木に覆われた遺跡を「想像しながら」描いたので正確ではないらしい。
その後に続くのは確かに以前ギメで見たクメール彫刻の数々。
さすがにこれらの逸品は記憶も鮮明。
パリの仇をシンガポールで取った、というところ。
アジア文明博物館のリニューアルは以前より良くなったのかどうか微妙だけれど、ミュージアムショップも改装中だったし、服飾部門ができたらまた行ってしまいそう。
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シンガポールの切符はこのカードに毎回運賃をチャージしながら6回使いまわす方式。
スイカのようなチャージ式カードもあるがデポジットが高くて戻ってこないし、回数券や一日券もなくて意外に観光客に不親切。
地下鉄駅を出てちょっと行くとボート・キー。
対岸にあるのが目指す建物なので
一度は泊まってみたいフラトン・ホテルを横目に見ながらカベナ橋を渡る。
やって来たのはアジア文明博物館。
19世紀に建てられた植民地政府だった建物だが、博物館がここに移転したばかりの2003年ごろに一度来たことがある。
入場料は現地在住なら特別展を除いて無料らしいが、観光客は一律S$20(約1600円)とやはりお高い。
展示を見る前に休憩がてらお昼を食べようとカフェへ。
静かに食べられるかと思ったらまわりは子供連れの欧米人ばかり。特にどういう関係なのか、6人もの子連れグループが隣に来てしまって大騒ぎ。思いのほかスパイシーなラクサを大急ぎで片づけた。
さてこの博物館、最近リニューアルをしたとのことなのでまた来てみたのだが、正面から入ると記憶にある博物館とずいぶん印象が違う。
以前は明るくて大きな中央ホールのまわりに小部屋があると記憶していたのだが、全体に暗い感じなのはどうしたことか。自分の記憶もあてにはできないけれど。
ただし最初に入った部屋は明らかに新しく作られた部屋。
1998年、スマトラ島沖で発見された唐代の貿易船から引き揚げられた交易品が展示されていて
しっかり梱包されていたので破損していなかったと言うたくさんの皿が、量産品ではあろうがのびやかな絵付けで魅力的。
明らかに西洋人向けの金製品なども積んでいたらしい。
1階にはこのほかにも海洋貿易に関する展示があって、これらはいかにもシンガポールらしいところ。
豚は中華系にとっては繁栄のシンボルだと思うが、こういうのは西洋でも受けたのだろうか。
2階のテーマは信仰で、まずはイスラム関連の展示があって素敵な陶器などもあるが、大きな部屋をいささかもてあましている感じ。
これはどこのものだったか、あまりイスラムらしくないのはアジアならではか。
この先にはいろいろな国から仏教系のものが集められているが、こちらはさすがに充実。
特にこのガンダーラの彫刻がすばらしく
ライティングも工夫されている。
彫刻以外のこんなのも個人的にツボ。
3階に上がると陶器を中心とした中国の部屋があるが、一通りはあるもののあまり統一性やテーマを感じなかったのは寄贈品が中心のコレクションなのだろうか。
こんなおもしろいものもあるけれど。
意外だったのはマレーシアやインドネシアの展示物がほとんどなかったことで、以前は確か刀剣やイカットなどの布地の展示があったはず、と思ったら服飾関連の部門は2019年にオープン予定だとか。
ところでここを訪れたとき、2階では大きなスペースを割いて「アンコール展」を開催中で、これがなんとパリのギメからの出張展。
ギメのクメール部門がスカスカだったのはここに来ていたからなのだ。
面白かったのは入ってすぐにあるアンコールの風景画で、これらは発見当時、フランスにこの遺跡を紹介してブームになったというもの。
ただし画家たちはジャングルの木に覆われた遺跡を「想像しながら」描いたので正確ではないらしい。
その後に続くのは確かに以前ギメで見たクメール彫刻の数々。
さすがにこれらの逸品は記憶も鮮明。
パリの仇をシンガポールで取った、というところ。
アジア文明博物館のリニューアルは以前より良くなったのかどうか微妙だけれど、ミュージアムショップも改装中だったし、服飾部門ができたらまた行ってしまいそう。
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Luntaさまをシンガポールで待っていた!
きっと前世はクメールだった?
いずれにせよご縁があったのですね。
またカンボジア行くかな。