Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

山口の旅 4 長門湯本温泉

2015-01-18 16:38:07 | 国内旅行
交差点でバスを降り、川沿いの細い道を3分ほど歩いて今夜の宿へ。

 お世話になる「原田屋」さん。

長門湯本温泉は大通り沿いに何軒か大型旅館があるが、こちらは共同浴場に近い12室の小さな宿。
 
帳場も昔のままという風情で、通された部屋は6畳ながら広く感じられ、清潔でトイレ付きなので文句なし。
  
窓の前にはとてもきれいな水の音信川が流れている。

ここに宿を取ったのはもちろん共同浴場に近いから。
というわけでタオルを持って早速外へ。
 
ここで有名なのは大きなネオンが目立つ恩湯だが、まずは看板をくぐってちょっとした坂の上にある礼湯へ。
 
まだ新しい感じの建物内に入り、券売機で200円のチケットを買って受付に渡す。
 浴室内もきれいで、浴槽は7、8人は入れるだろうか。
アルカリ性単純泉というお湯は無色透明でにおいもなく、源泉温度が39℃と低めなので42℃ほどに加温されている。
かけ流しなのでお湯の鮮度に問題はなく、それほど混んでいなかったのでのびのび入れたのもうれしいが、アルカリ泉の特徴もあまりない感じなのがちょっと物足りない。

宿に戻ってしばらくしたら夕食が部屋に運ばれてくる。
東北の方では食事処が多いが、西日本では部屋食が多いようなのは温泉文化の違いだろうか。

 海が近いのでお魚がいっぱい、味付けが良く、フグ刺しまで付いて、1万円ぽっきりでこの食事はうれしいコスパの良さ。

食後に今度は恩湯の方に行こうと玄関に出ると、これから外に出るのかとご主人に不思議そうな顔をされた。
 どうもこの温泉場では大型旅館に泊まっている人など外に出ることはないらしく、ライトアップされた川べりには店もなければ歩いている人もほとんどいない。

 
夜に恩湯に来るのも地元の人ばかりのようだが、こちらも入浴料は200円。
 こちらの浴槽は礼湯の倍ほどもあって、お湯はほとんど加熱されていないのか38℃ほどとかなりぬるい。長く入れるのはいいが夜遅いせいかお湯の鮮度もいまいちで、こちらもちょっと残念。

宿に戻って、夜寝る前にやっとこちらの内湯へ。
 
ちょっと色っぽい絵の下をくぐった先にある浴室は小さいが、共同源泉がちょっと熱めに加温されたお湯はかけ流し。礼湯や恩湯よりもアルカリ湯らしいぬるすべ感がはっきり感じられて、「共同温泉なんか行くよりここのお湯の方がいいですよ」と宿のおばちゃんが言っていた訳を納得。

静かな部屋でゆっくり休んだ翌朝には男女入れ替わった部屋のすぐ前のお風呂へ。
 湯気で曇ってボケボケだが、こちらは広~い浴室の真ん中に20人ぐらいは入れそうな大きな楕円形の浴槽が一つ。
お湯がぬるかったので、暖かいお湯の出る湯口にくっついてゆっくり入らせてもらった。

 朝食をすませたらおいしい食事を作ってくださった女将さんにお礼を言って、ご主人に車で5分の駅まで送っていただく。

  
 
何とも鄙びた風情の駅前にレトロな駅舎の長門湯本駅。
 
やってきたJR美祢線の列車は2両編成、長いシートのワンマンカーだった。 


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コメント (2)
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