Luntaの小さい旅、大きい旅

ちょっとそこからヒマラヤの奥地まで

ベトナム・ラオス北部の旅 14 ダオサン~ラオカイ

2009-02-14 01:33:00 | 東南アジア
1月4日 続き

ダオサンから山を降り、サパ、ラオカイに通じる幹線道路に戻る。

しばらく行くと道端にバスを待つランテン・ザオ族の姿が。
  
この人たちも前日のランテン・ザオ同様、黒い服に赤い房飾りをつけているが、大人の被り物がまったく違う。
  
三つ編みのような太いひもをぐるぐる巻き、てっぺんに独特の飾りをのせている。これは帽子のようになっているのだが、実にユニークな形だ。

さらに行った町の市場で見かけた黒モン族の衣装はかっこいい。
   
短いスカートの下には脚絆を巻き、藍でオイルスキンのようにてからせた上着の袖と襟の裏に鮮やかな緑の刺繍が入っている。男性の上着も襟の裏にだけ刺繍が入り、着るならこれが着てみたい。

 やがて道は標高を上げ
 まわりには面白い形の山が多くなる。

心配された道路工事もなく、これなら早くサパの町について買い物ができる、と喜んでいたところで工事に引っかかった。かなりの数の車が列を作り、運転手もみんな降りて様子を見守っている。
そしてそんな車の列の脇には屋台がずらり。
  
本来は近くにある滝見物の客目当てらしいのだが、工事待ちの客でいい商売になっている様子。
お姉さんに栗を焼いてもらってお茶をいただき、小一時間も待ってやっとここを通過する。

そしてたどり着いたサパはフランス植民地時代の避暑地。インドのシムラにちょっと雰囲気が似ている。
 久しぶりに見る観光地で、こじゃれた店もちらほら。

買い物に走る我々に擦り寄るのは赤ザオ族の土産物売り。
  
未婚の子はスカーフ、既婚の女性はターバンで得意の刺繍を売る。

  
この町でも黒モン族を多く見かけたが、3人ずつなのはなぜだろう。

夕暮れにサパの町を出て山を降り、中国との国境の町ラオカイへ。
外国人旅行者でいっぱいのレストランで食事をしてから駅へ向かう。
 ベトナム語の駅が「ガ」なのはフランス語のGareから来ているのだろう。

ここからハノイまでは寝台車の旅。
  
すべて予約制の一等車のようだが、18両の車両がすべて異なり、微妙に内装などがちがうのが面白い。
 
1つのコンパートメントに上下2段の4人づつ。ベッドには枕と布団がセットしてある。

列車は20時15分、定刻どおりにラオカイの駅を出発した。


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コメント (2)
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