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花輪敏男先生 『不登校・ひきこもりについて考える』セミナーご報告

2011-10-17 10:28:23 | 特別支援教育セミナー 報告
星槎教育研究所主催 2011不登校・ひきこもり理解セミナー
FR教育臨床研究所 所長でいらっしゃる
花輪敏男先生のセミナーを湘南大磯キャンパスで開催いたしました。
また北海道から九州まで、全国14か所をTV会議システムで結んでお送りしました。




全国から多くの皆様にご参加いただき、ありがとうございました。


登校拒否ではなく、不登校という言葉を初めて提唱した先生の講演は、
子どもの気持ち・行動を理解するために、
周囲の大人たちが認識を変えることについて、
具体的な例やケースに基づく演習も交えられ、
本当に一つひとつ納得のいくものでした。

【不登校という問題についての捉え方】

・拒否しているのではない
 ・病気ではない ・怠けでもない 
・成長発達の上の問題と考えねばならない 
・現在は心理的な脱皮の作業をしていると言えよう
・何もしていないように見えるが重要な事を行っている 
・本人にとっては必要な時期である 等

これらを本人にそのまま正確に伝えることが大切で、
その際、親自身の率直な感想を付け加えることがポイントとなります。



花輪先生は全国で初めて『不登校』という言葉を使われた先生です。
登校拒否という言葉が当たり前のとき、
「子どもたちは、決して登校を拒否しているのではない。
 行きたくてもいけないんだ」と訴えられたそうです。

 当時 アメリカからの「School Refuser」という言葉の
 refuseを拒否すると翻訳したため、登校拒否という言葉が生まれたが
 このrefuseには 「すくむ」という意味もあって
 拒否しているのではなく すくんでいるのではないかということです。


 何にすくんでいるか
 すくみの状態を同心円で表されました。
 「学校に行けない子がなぜ星槎なら来れるのか?」ということも説明できます。


午後からは 「こんなときどうする?」で
実際にケースをどうするかを話し合ったり、
声かけのロールプレイングをしたりしました。


最初一日講習は長いかも・・・と思いましたが
受講者の方々 一様に「あっという間だった」ということです。

以下 次回に続きます。


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