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星槎教育研究所ブログ★相談員の部屋

みんなちがって、みんないい。一人ひとりの宝物を見つけながら。

フリースクールのひとコマ ~工作&実験~

2013-06-27 19:38:08 | フリースクール 今日のひとコマ
今日のフリースクールでのこと・・・

前々回から継続して、『2階から落としても割れない卵の装置作り』を行っています。

そのまま落とせば当然割れてしまいますが、
いかに衝撃を吸収できるように、いかに衝撃をそらせるように、いかに衝撃を受けずに済むように・・・と、
生徒たちなりに必死に案を練り、作品を作り上げています。

例えば、このような工程で作っている生徒がいます。

ケースの中に宙づりにさせ、梱包用のプチプチで卵を包み込み、


さらに、ケースの外側にもプチプチで包み込んでクッション性を高め、


最終的には、傘のような骨組みを針金で作り、そこにパラシュートを張らせて落下を減速させようとしています。



作っていくうえでは設計図があるわけですが、具体的に描ける子もいれば、イメージが浮かんでいる子もいます。
しかし、それぞれが自分の思い描いたものを自分なりに具現化させていく作業は愉しく、作業中は笑顔があってワクワク感が手に取るように分かります。

さて、今後はいよいよ実験をしていくわけですが、成功するでしょうか?
楽しみですが、それ以上に楽しみなのはそこから何を発見できるかです♪
個人的には、その日が楽しみで仕方ありません!

フリースクールのひとコマ ~実験~

2013-06-26 11:43:40 | フリースクール 実験
火曜日フリースクールの実験の授業でのこと・・・

今回のテーマは『水の体積はどう変化するか?』で、温めたり冷やしたりしたときの変化を観察しました。


前回『空気の体積』で同様のテーマを扱っていただけに、みんなは温めると体積が増すことをよく理解していました♪
さすがです!
みんなの予想通り、お湯を入れて温めたところ、ストローの赤い印(元の位置)よりも水の嵩が増していることが観察できました。みんなの「上がった、上がった」という声と、(前回の)学習が活かせた喜びがありました。


続いて、氷を入れて冷やしていきましたが、みんなの意見は「(元の位置から)変わらない」と「(元の位置よりも)下がる」に二分しました。
結果、水かさが増した位置から下がっていき、元の赤い印よりも下がり、水の体積が減ることを観察しました。


子どもたちとの実験は、「オ~」という感動と発見があって、面白いものです♪

LSA(学習支援員)養成講座 IN 北見 ~阿部利彦先生&藤堂栄子さんコラボです

2013-06-26 07:48:50 | 学習支援員(LSA)養成講座
EDGEと協働で行うLSA(学習支援員)養成講座  
今年は 東京 神奈川 北海道 宮崎で開催いたします。
今回のご案内は北海道です。お近くの方がいらっしゃいましたら
ぜひ、お誘いあわせお運びください。

LSA (学習支援員)養成講座、北海道北見市で開催です。
阿部利彦先生+藤堂栄子さんのコラボで2日間! 
7月20日(土)21日(日)記念講演でどなたでも参加できます。
くわしくは こちらのチラシをご覧ください。
お申し込みはこちらからになります。


7月20日(土)
①10:00~12:15
●『学習支援員のいる教室』       藤堂栄子氏
    通常の学級の中の支援を必要とする子どもたちへ        
    ナチュラルサポートを! それが「学習支援員」です。 
      ・支援員の役割と心構えとは   ・各地域の状況 
      ・特別支援教育の仕組み  

②13:00~15:15
●『発達が気になる子のサポート入門』 阿部利彦氏
    一人ひとりのユニークな特性をオリジナル発達と理解して、
    さりげなく、「ふわっと」応援するためのコツや、「サッと」実践できる
    通常学級における工夫など、お話しいただきます。

7月21日(日)
③10:00~12:15
●保護者の声 遠藤由香里さん
●当事者の声   島田義巳さん
    インタビュアー 阿部利彦氏

④13:00~15:15
●LD疑似体験プログラム    藤堂栄子氏
  発達障害の子どもたちが、学校生活や友人関係において経験していると思われる、
  学習面・行動面の困難さや、その際の感情やストレスなどを擬似体験を通じて
  感じ取ってもらうと共に、具体的な配慮を考察していきます。 
【擬似体験プログラム】
   ①意集中が苦手 ②聞くことが苦手 ③話すことが苦手
   ④読み書きが苦手 ⑤計算が苦手 ⑥状況把握が苦手 
   ★子どもを受け止める『見る・聴く』力を養う 
   ★認知特性に応じたサポート

●会場 サントライ北見
(北見勤労者総合福祉センター)
   北海道北見市卸町1丁目12番2
西北見駅[出口]から徒歩約8分

●参加費 1日2,000円(午前 1,000円 午後 1,000円)


通常の学級では、さまざまな個性をもった子どもたちが、同じ空間で 
ともに学びあっています。発達の凸凹がある児童生徒は、日々目に 
見えない壁にぶつかっていますが、周辺の適切なサポートにより
自分で学んでいく力を身に付けることができます。学習支援員(LSA:
ラーニング・サポート・アシスタント)とは、学校の教室で担任の先生と
協力して、このような子どもたちの学習を支援します。
  学習支援員には、熱意や愛情はもちろん必要ですが、子どもたちが
何に困っているのか、その 原因は何か、どのような手助けをすれば
よいのか、知識と体験が必要です。 いっしょに学んでみませんか?

【移転しました】今後ともよろしくお願い申しあげます!

2013-06-22 21:52:05 | SFS【星槎教育研究所】

6/22(土)より下記の住所に移転しました。

〒162-0806 東京都新宿区榎町45 さくらビル2F

※TEL・FAXは変更ありません。 TEL:03-5225-6245 FAX:03-5225-6246

地図はこちら↓

 

外観(1Fの動物病院が目印です)

中の様子

今後も、スタッフ一同さらに気を引き締めてまいります。 引き続き、ご理解・ご協力のほどよろしくお願い申しあげます!


【人命の尊さについて考える】東京合同スクーリング(星槎国際高等学校)

2013-06-21 11:10:50 | 星槎国際高等学校

今月の東京合同スクーリングは、本所都民防災教育センター 本所防災館にて

【AEDの基礎講習と心肺蘇生法】を中心に学びました。  

この講習を通して、一人でも多くの人が救命法に触れることにより、 一人でも多くの人の命を救うことが出来るはずです。

 

それは、自分の身近な人の生命を救うこと、ひいては、自分の命を守ることになることでしょう。

 

また、消火訓練、東京直下型地震の体験・高層ビルで地震が起こった時の対応等、

 

災害について学ぶことにより緊急時の行動の規範を得ることも今回のスクーリングの目的です。  


フリースクールのひとコマ ~SST~

2013-06-11 19:01:02 | フリースクール 今日のひとコマ
フリースクールでは、どの曜日・クラスにおいても何らかの形式で、ソーシャルスキルの授業を行っています。

本日、火曜の小学生総合クラスでも午後のひとコマで、ソーシャルスキルトレーニング(SST)の学習をしました。


今日のテーマは『上手な頼み方・断り方』です。
高学年にもなると、言葉の使い分け・場面に応じた丁寧な言葉づかいをよく分かっていました。
相手にお願いするときには、
〇相手の様子を見て  ○丁寧な言葉づかいで  ○感謝の心を忘れずに
を気をつけて、上手に頼むことを学びました。子どもたちからも色々な言い方が発表され、「自分だったらどうするか…?」をよく考えていました。

『どうやったら上手に断れるか?』という内容では、意見が分かれることもありました。
嫌な誘いやお願い…特に、悪いことに関する誘いにはどう対応したら良いか…子どもたちなりに考えた結果、
「嫌なことははっきり断る」という意見と、「ちょっと断りづらい」という意見が出ました。
「いけないことはいけない」という自己主張も大事であるし、相手やグループとの関係を考えて飲み込むという対処と、人によって違いはありました。
しかし、共通してまとまったこととして、『断るには勇気が必要!』ということでした。
相手のため、自分のためにも、時にははっきり断る・事情を話すスキルの大切さが子どもたちの口から出てきて、さすが高学年!と感じました。


フリースクールのひとコマ ~実験~

2013-06-08 11:03:41 | フリースクール 今日のひとコマ
木曜のフリースクールでの実験の授業でのこと。

今日のテーマは、『火と空気の関係』でした。

火を密封した空間の中では消えてしまうということ


そして、石灰水は(空気を吐いて)二酸化炭素が加わると白く濁る事前学習をしたうえで、火が消えた後のペットボトルの中には二酸化炭素が発生していたこと


などを学び、まとめに入りました。

○ ろうそくが燃えたあとには,二酸化炭素ができている。
○ ものが燃えるには酸素が使われている。

という、子どもたちの中に気付きが生まれていました。


お楽しみ!今日の実験

2013-06-08 10:35:57 | フリースクール 実験
火曜日のフリースクール総合学習クラスの実験では、今学期は“水”シリーズで学んでいます。

今日は、「水は冷やすとどうなるか・・・?」というテーマ。


もちろん、凍るということは誰もが分かりますが、何℃で凍るのか、0℃以下に下がるのか、温度はどう変化するか、どのくらい時間がかかるのかなど、いくつかポイントがあり、実験の前には予想をしていきます。


0℃まで下がって水が凍り始め、


氷に変化してからはまた徐々に温度が変化していきました。


また伏線として、『塩には水を冷えやすくする効果がある』ということも学んでいました。

フリースクール一日の振り返りをしたときには、この実験のことを書く子が多く、良い“楽習”になったようです♪

科学技術館に行ってきました。

2013-06-08 09:50:13 | フリースクール 今日のひとコマ
昨日7日(金)のフリースクール生活体験クラスは、課外活動でした。
今回は、千代田区北の丸公園内にある科学技術館に行ってしました。


館内には、身近な科学の不思議さについて、見て・触って・からだ全体を使って体感できるさまざまな展示物がありました。
その科学の不思議さに触れた生徒たちの反応は、こちらも見ていてうれしいものでした。

例えば、『ギアずもう』という歯車で行う腕相撲では、歯車比の違いから小さなエネルギーでも大きな力を生み出せるため、生徒が先生に勝つことでき、その作用を身を持って体験することができました。


『コントロール』というバネを利用した発射装置では、ゴールの穴に狙いを定めてボールを弾ませていきます。打ち出し角度やバネの強さを上手にコントロールしていました。バネの弾性力やエネルギーを蓄える役目について、体感することができます。


また、科学教室では「風の力」について実演しているところを見学しました。どんな形のものが浮かぶのか、そこにはどんな関連があるか予想したり法則を考えたり、風の押す力・引く力を見て学ぶことができました。大人も惹きつけられる内容でした♪


最もテンションが上がっていたのが、『ドライブシミュレーター』でした。天候によって運転の難しさ、ドライバーの視界の悪さ、そして交通ルールについて学ぶ機会になり、貴重な体験だったと思います。


机上の学習ではなく、生徒自身が興味をもって自ら学ぶことによって、多くを吸収していくものと感じています。
時間の関係で、全ての展示物を体験することができなかったので、また機会があれば生徒の良き学びになるように利用させてもらいたいと思います。

全国教育研究所連盟・研究発表大会(広島大会)で前嶋先生がSSTについて研究発表

2013-06-06 06:30:07 | SST ソーシャルスキルワーク
6・7日 平成25年度全国教育研究所連盟・研究発表大会(広島大会)です。
星槎教育研究所の前嶋深雪先生が、
「教育活動におけるSSTの活用 
  -U-SSTワーク実践からの研究・報告・分析-」について研究発表いたします。
U_SSTワークの全国の小学校での実践例とその結果・分析です。
U_SSTワークは、星槎教育研究所と日本標準の共同開発で
個人向けというより、クラスや学校全体で実践し、
自己肯定感を上げ、支えあうあたたかな環境づくりをめざすもの。

全国で3万5千人くらいの方々にご利用いただいています。
3年間学校全体でお使いいただいた学校もあり
成果が表れていて、制作者としてはとてもうれしく思います。

中高生外出企画の第1弾

2013-06-03 17:46:39 | SFS【星槎教育研究所】

昨日2日(日)は、今年度より企画した中高生の外出グループの第1弾で、ボウリングに行ってきました。

まだそれほど顔を合わしたことのない生徒たちが、ボウリングというスポーツを通して、あるいはそれぞれの趣味や好きなことを通して、コミュニケーションを図っていました。

アニメ・マンガや小説、ゲームやカード、映画、電車など、生徒たちの趣味は多彩であるが故に、話し始めると盛り上がっていき、初回にもかかわらず話が弾んでいたように思います。

これからは相手のことを知り、自分のことを知ってもらい、仲間作りに向けてグループ活動がより一層楽しめるものに、そして貴重な体験になるようになればよいと考えています。


6/2公開講座吉野ゆりえさん『今をいきいきと生きる~「忘れられたがん」と闘う舞姫~』

2013-06-03 12:16:47 | 星槎グループNEWS

星槎大学エクステンションセンター 公開講座教養コース シリーズ1 いのち輝くウェルビーイング 
吉野ゆりえさんによる『今をいきいきと生きる~忘れられたがんと闘う舞姫~』

筋肉にできる希少ながん「5年生存率7%」を生き抜き、8年で11回の手術を乗り越え、
明るく、前向きで意志の強さが伝わる講義に、元気をもらうことができました。


吉野さんの 

「出会った人、これまでの経験は神様の贈り物として

感謝の気持ちを持ち、最後の最後まで精一杯生きる」ということばが

とても印象的でした。感動の講義をありがとうございました。


★吉野ゆりえさん プロフィール
がんサバイバー/元ミス日本/元全日本ダンス選手権ファイナリスト
現在、世界ダンス議会国際審査員/日本ダンス議会審査員/日本ブラインドダンス協会理事
都立八王子盲学校ブラインドダンス部講師/ウリナリ芸能人社交ダンス部特別講師
東京大学医科学研究所研究員 松井彰彦教授の「社会的障害の経済理論・実証研究」のプロジェクトメンバー
今年度より、星槎大学大学院教育学研究科に入学/TV・ラジオ・イベント・新聞・雑誌などメディア出演多数
日本に「サルコーマセンターを設立する会」代表/「いのちの授業」講師/フリーアナウンサー

2006年の24時間テレビ「愛は地球を救う」より、ウリナリ芸能人社交ダンス部特別講師&ブラインドダンス教師としてTV出演。

2008年5月 自身が「忘れられたがん」と呼ばれる希少がん「後腹膜平滑筋肉腫」
     に侵されていることを、2時間のドキュメンタリー番組
     「5年後、私は生きていますか?」(日本テレビ系)でカミングアウト、
     「いのちのダンス~舞姫の選択~(河出書房新社)」を出版。

2009年2月9日(吉野さんが忘れない日にするため、「2/9=ニクの日」にしたそうです)
      肉腫(サルコーマ)専門の研究診断治療施設を日本に作るために、
      日本に「サルコーマセンターを設立する会(JSCP)」を正式に発足。

2009年8月 NHK総合テレビ「約束のチカラ」の中で、病と闘いながらもプロのフラメンコダンサーとしてデビュー。

2009年9月 国立がん研究センター中央病院内に、日本初の「肉腫(サルコーマ)診療グループ」を誕生させた。

2010年2月 「5年生存率7%」と言われる中、5年生存を達成。

2012年7月 日本初の「サルコーマセンター」が がん研有明病院に誕生することに尽力。

 

★次回のお知らせ 6/23(日)13:00~15:20 申込受付中!

「ライフヒストリー曼荼羅図 ワークショップ」(詳細はこちら

講師 三田地 真実(星槎大学教授)

場所 星槎学園 横浜ポートサイド校(地図はこちら

参加費 1,000円 お申込はこちら


ひきこもりの若者を支援につなげる(東京都若者社会参加応援事業)

2013-06-01 21:13:56 | チャート事業~ひきこもり・NEET~

6月1日に
東京都若者社会参加応援事業団体による『パネルディスカッション』
ひきこもり関する講演会『ひきこもりにどう支援するか?講師 倉本 英彦氏』
が東京都庁で開かれました。約300名の参加でした。

東京都若者社会参加応援事業 13団体によるパネルディスカッションでは
『ひきこもりの若者を支援につなげる』をテーマとして登壇。

星槎教育研究所 CHARTでは、
・家族サポート
・訪問支援
・フリースペース
・若者就労支援講座
の中から、フリースペースでの活動について説明を行いました。


13団体の個別ブースコーナー(準備中の様子です)


講演会前後に、個別ブースや事業説明コーナーにて情報提供。



「動き出すまで待ちましょう」ということが提唱された時代もありました。

今回、「若者の対象が15歳から35歳までですが、40代でも大丈夫ですか?」という質問が何件かありました。

つまり、「待っているうちに年齢を重ねてしまった」ということではないかと思います。

単に「待つ」だけでなく、 無理のない範囲での適切な「関わり」について日々考えていきたいと思います。