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星槎教育研究所ブログ★相談員の部屋

みんなちがって、みんないい。一人ひとりの宝物を見つけながら。

Get in touch!プロジェクト@六本木に行ってきました!

2012-12-10 12:11:31 | ここだけのひとりごと

世田谷事例検討会の後、所長とGet in touch!@六本木に行ってきました!

『Get in touch!』は、自閉症をはじめとした、さまざまな理由で社会から遠ざけられている人たちの創作活動を通じて、「ちがうことの素晴らしさ」を伝えることを主旨としたイベントです(HPより引用)。

先日、研究所に通っているフリースクールの子たちが、ガラスに頭に思い浮かべた絵を表現するイベント『ミラクルペイント』に参加しました。

 

ガラス目一杯に色々なアートが!!

 

次に林原’希望の森’ マイ・モナリザ展 を見学。

レオナルド・ダ・ヴィンチの名画、モナリザをテーマに、アール・ブリュットの作家達が思い思いに描いた個性的な作品を70点以上展示されています。

会場で投票をおこない、「Get in touch!」賞を決定します。一部作品をご紹介します。

45もの服を身にまとうモナリザ。

(筆者が関心を持った作品の一つです)

グランプリ作品。

この作者は、次の作品も描いています。

こちらの作品は理事長である東ちづるさんが、

1枚の紙に「GIT!」という文字を書き、そこから

このような絵になったのです

見学中に東さんとお会いでき、少しお話をすることができました。

とても優しく、温かみのある方でした!!

(2ショット写真も快くOKしてくださりました!

今回の写真・BLOGも活動を広めて欲しいとのことで、是非UPしてくださいとのことでした。

内容の濃い一日でした!!

『Get in touch!』とは・・・(HPより引用)

コンセプトは「つながる」=「共生」。

「Get in touch!」のスタートは、自閉症という障害を、みんなに知ってもらうことを目的にしたイベントでした。けれども、「障害を正しく理解してください」「支援をお願いします」といった啓発活動は、「なんだか違う」と、わたしたちは思っています。
もっと自然に、もっと気楽に、もっと自由に、一緒にいることが、あたりまえの世の中にしたい。
価値観や文化、国籍、年齢、性別、いろんな違いをこえて、ごちゃまぜで、暮らしていける、そんな世界になったらいいな。

そして、たとえ障害について正しい知識がなくっても、言葉がかわせなくても、コミュニケーションがむずかしくても、だいじょうぶ。
音楽や、アートは、さまざまな違いを超えて、わたしたちをつなげてくれます。
必要なのは正しい知識じゃない。排除しないで、一緒に、いること。違いを、楽しむこと。

わたしたちは、どんどん、どんどん、つながります。


日立さくらハーフマラソンに出場しました!

2012-04-10 13:45:54 | ここだけのひとりごと

暖かい日が続いてますが、皆様いかがお過ごしでしょうか?

4月8日に茨城県日立市のハーフマラソンにひっそり出場してきちゃいました!



一応、中学・高校と陸上部(長距離専門)、星槎の職員として大磯駅伝にも出場したことはあるのですが、

最近はめっきりご無沙汰。。。

出場しようと決まったのは今年の1月末の話。練習もあまりできず(練習しようという意志はあったのです)本番をむかえました。




当日は絶好のマラソン日和。





残り3キロ辺りから記憶はあまりないのですが、桜並木と真っ青な海を見ながら楽しく完走してきました!





ちなみに、レースから2日経った今も、両足筋肉痛です

これをきっかけにジョギングを趣味にしようかと思います。

ということで、一緒に走ってくれる方募集中です!楽しみながら走りましょう


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LSA(学習支援員)養成講座 記念講演

『地域で、笑顔で、暮らすために~自立と共生の社会実現に向けて』

講 師 明石洋子先生(川崎市自閉症協会会長)

日 時 平成24年5月3日(祝・木) 13:00~15:20(12:30開場)

場 所 川崎市総合福祉センター(エポックなかはら) 7階大会議室

       JR南武線「武蔵中原駅」徒歩1分

詳細はこちら

お申込は こちらのお申込フォームから

 

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若者サポートステーションのお手伝いをして 思うこと。

2012-03-15 05:32:52 | ここだけのひとりごと

ある若者サポートステーションのお手伝いをしています。

  若者サポートステーションとは、無業の若者の職業的自立を  
  図るために、2006年度から厚生労働省が実施し、地域のネッ
  トワークを活用して若者の職業的自立のために包括的支援を
  行うものです。
    詳しくは こちらを・・・

今日は利用者のWAISⅢをとりました。
考える力は非常に高いのに言葉が出るまでに時間がかかります。
今日の方だけでなく、一般的にやはり発達のアンバランス凸凹があり、
特にコミュニケーションが苦手な方がたくさんいらっしゃいます。
(だいたい7割近い方が コミュニケーション・対人関係の苦手さを訴えておられます。)
そして、自己肯定感が低く自信がないのです。
背景に発達障害や認知特性がある場合もかなりの割合であり、
適切でないコミュニケーションのトレーニングをすることに
よって、ますます自信をなくすこともあります。

コミュニケーションが苦手でもできる仕事はあるはず。
それなのに、いろいろな所で、まず「コミュニケーション能力」を問われ、
どんどん自信をなくしたり、メンタルな症状を引き起こしたりしているのを見るのは 
本当につらいです。

コミュニケーションを必要としないしごとで、
人材を募集なさっているところがあれば教えてください。

う~ん、起業できればいいな。


アスペルガーを理解していない視点ではこう見える・・・準ひきこもり

2008-08-13 07:07:05 | ここだけのひとりごと
『準ひきこもり』は 富山国際大学専任講師樋口康彦さんが
大学の紀要に
論文「大学生における準ひきこもり行動に関する考察」として
提唱した概念である。

2006年 インターネット上では準ヒキと略さて 話題になった。

論文はこちら
http://www.tuins.ac.jp/jm/library/kiyou/2006kokusai-PDF/higuchi2.pdf

なんと 話題性があると踏まれたのだろう新書にまでなった。
・・・「準」ひきこ森―人はなぜ孤立してしまうのか? (講談社+α新書)

わたしは、ざっと この論文(これで論文といえるのか?というつっこみは
置いておいて)を読んで
・この人は自分のことを書いているな・・・ 
 「始末が悪い」というような独断と偏見にみちた表現の中に、
 〈自己嘲笑〉と 自分はそこから抜け出したという〈自慢〉の
 まざった匂いがする。

・発達障害のスペクトラムに触れていないということは
 まったくそういう視点がないのだろう。
 自分がそうかも・・と思ったこともないのだろう。
 
・著者の独断とはいえ、これが 一般的な見方なのだろう。
 たとえば、対人関係が苦手であることを「母親に甘やかされているため」
 「自己中心的であるため」と述べている。

・自分自身がよくがんばって 大学の講師までなったその努力のエッセイとして
 体験として書けばよかったのに・・・そうすれば 検証とか
 学術性とか独断的決め付けとか言われて批判されることもなかったろうに。


ごめんなさい。
この文も わたしの独断と偏見にみちた推察です。


ここでいう 準ひきこもりの方々は
就職してから本当に苦労することが多い。
就職テストは 成績がいいから 合格しても、あとが大変。

NOがいえない・機転が利かない・場が読めない・つきあいが下手・・・

それで うつになったり、精神的にマイって
仕事をやむなく辞めてしまった人たちが
なんと多いことか・・・
NEETの背景にもすごくあります。

それを伝えたくて 昨年から
「ひきこもり・不登校・NEETの背景にある発達障害」の
一連のセミナーをやってきました。


でも そういう人のパワーと個性をともに生かし合いたい。
つぎのステップを考えたい!

それがコンパスを引き受けた理由
コンパスを引き受けた今、ますます切実にそう思っています。
 
・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・
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ごほうびより、『できた感』

2008-04-17 06:48:08 | ここだけのひとりごと
このBLOGで以前内の研究員Maeがご紹介した
よこはま発達クリニック内山登紀夫先生著作の
『本当のTEACCH』の中にある文章から・・・

●「プロンプトやご褒美といった行動療法の技法も
 必要に応じて用いられるが、自閉症の場合には
 ご褒美よりも課題が完成することの「できた感」のほうが
 強力な動機になることが多い。」(上記の本より引用)

高機能の自閉症スペクトラムの子どもたちは
わざとらしくほめられたり
ささいなことでほめられたりするのを
嫌がることも多いし
シールなどのご褒美に見向きもしないことが多い。

その場合でも 自分でできたとき
満足感・達成感にみちた とてもいい顔をしている。
だから
できないところを指摘して直させたり やらせたりするのではなく
できる場面を設定して達成感をたっぷり味わい
それを強化子にして
次へのモチベーションにしていくのが望ましい。


植物的成長と 動物的調教 ~受容するカウンセリングと 認知行動療法と ①

2007-10-25 12:25:43 | ここだけのひとりごと
今年 河合隼雄さんがなくなられた。
なにか わたしの中での ひとつのエポックが終了した思いがする。
かつて 河合隼雄さんの書物でいろいろなことを学び かつ癒されていた。


12年前 わたしが編集していた教育グループの会報誌の中で
『心理療法序説』の一部を掲載させていただいたことがある。
了解を求めるお願い文に 返信用のはがきを添付して 奈良のご自宅に郵送した。
ほどなく 「許可します」のところに○がつき 
河合隼雄と署名入りのはがきが届いた。
快く転載をご承諾くださり 本当にうれしかった。
今でもその葉書は保存している。


掲載させていただいた内容は
『心理療法序説』のなかの「教育をどう考えるか」の中の一部である。

特に印象に残っているのは
『教育というときに 動物を訓練し しつけるというイメージと
植物を育てるというイメージと両方ある。
どちらも大切なのだが 一般的に植物のイメージで考えることのほうは
忘れられがちのように思われる。
土壌と太陽の光があれば、植物は自分の力で育ってくる。・・・』
というくだりである。

教えることは重要だが、教師は教えたがる傾向が強い。
心に植物のイメージを描いて ゆっくり育つのを待つことが必要である。
芽を引っぱったり、つぼみを無理に開いたりしてはならない。
肥料を与えすぎると 根が腐ってしまう。
熱心に教育しようととする人によって
芽をつみとられたり つぼみを台無しにされてきた例を
多く見てきた。
というものである。



本当にその通りだと思った。


からだの傷はみえるけど
こころの傷はみえない。
だから その傷をイメージして
その傷にやさしく染みこんで癒えるような 
慈雨のようにあたたかい言葉をかけようと思った。

わからせるのではなく
わかろうと思った。

植物にとっての光や水や栄養になろうと思った。(つづく)

・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・★・・
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ソロモンの立体・・・視点によって見え方が変わる

2007-09-07 21:55:42 | ここだけのひとりごと
ソロモン王は
「真正面から見ると、正方形の形をしていて、
 横から見ると、二等辺三角形の形をしていて、
 真上から見ると円の形をしているもの」

この黄金の立体を作ったものに 財産を譲ると言ったという話がある。

http://www007.upp.so-net.ne.jp/mugi/Tesansu/Solomon/SolomonJ.html

セミナーや授業の導入で
ときどき この話をする。
立体を頭の中にイメージして それを回転できるタイプの生徒は
わかることがある。

わかりにくかった人も
このサイトの投影図を見るとよくわかるかな。
http://www25.tok2.com/home/toretate/d011125.html


私は 朝 歯磨きをしていて
「あっ!」と思った。
歯磨きのチューブ・・・こんな感じだ。
鯉のぼりも、そう。

一つのものが見る角度によって
まったく別の形をしている。


生徒も、そう。

困った子が
困っている子に見える視点がある。

努力が足りないように見える子 
わがままで自己中に見える子
クレーマーかと思う子
愛してくれる大人が敵に見える子
無口な子
面倒なことをさける子
二重人格だと思われている子
自己顕示欲強すぎに見える子

それぞれに 苦しさ切なさを抱えている。


自分の経験に基づく確固たる視点も大事だけど
それによって 決め付けることはしないように気をつけたい。

いろいろな視点を持って
一人ひとりにより添えたらと思う。




今西錦司先生の棲み分け理論から インクルージョンを考える

2007-09-04 21:03:30 | ここだけのひとりごと
昔むかし とても仲のよかった友だちがいる。
20~30年前のことだ。
場面が読めず 失敗ばかりしていた。
がんばっても それが評価されず 「へへへ・・」と情けなく笑っていた。
そのうち 欝になった。でも 周囲には 怠け者 逃避しているといわれた。
わたしも そう思っていた。知らなかった。わからなかった。

今 思うとアスペだった。
わかってあげられなかった。

わかってあげられなくてごめんなさい。
(その贖罪の気持ちもこめて
 今 啓発セミナー やっています。)


 その人は よく今西錦司先生の『棲み分け論』のことを言った。
 「われわれのような人種は どうやっても わかってもらえない。
 別の世界に棲むことが必要だ。」と。
 

棲み分け理論というのは
「生物は互いに競争するのではなく、
棲む場所を分け合い、
それぞれの環境に適合するように進化していく」
というものである。

たとえばカゲロウ類の幼虫は渓流に棲むが、
種によって棲む環境が異なると同時に、異なる形態をしている。

流れが遅く砂が溜まったところに生息する種は、
砂に潜れるような尖った頭をしている。
流れのあるところに生息する種は、
泳ぐことに適した流線型の体をしている。
流れの速いところに生息する種は、
水流に耐えられるように平たい体をしている。
 ※たとえば以下の棲み分けの説明は
  『ウィキペディア(Wikipedia)』より抜粋


ダーウィンの進化論は有名だ。だれでも知っている。
ダーウィンの進化論は、弱肉強食の論理である。
いつも競争し、勝ったものだけが生き残り進化してきたという。
勝ち組負け組の理論だ。格差社会にもつながるだろう。


それに比べて、今西理論は
「同種異質のものが共生する世界」なのである。


   「一つの種社会が文化発展するとき、
    種社会間に生存競争が起こったり、
    自然淘汰が起こったりすると考えるのは、ダ-ウィニズムであって、
    起こらへんというのが今西進化論なんやで。」
    と今西先生はおっしゃたらしい。

棲み分けは、インクルージョンに反するようでいて
一つの形態ではないのかと
わたしは、ふと考えました。

★・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
今西錦司氏について(京都市のHPより)

氏は、独創的な発想と大胆な行動をもって、
日本各地のニホンザルの生態研究を初めとして、
動植物の生態についての広範な研究分野を開拓し、
また、数多く海外学術調査団を組織して
野外調査分野の発展に貢献されるとともに、
我が国の霊長類学、人類学及び生物社会学を体系化し、
これを世界的水準にまで高められた。
特に、かげろうの生態研究から生み出された「棲み分け理論」は、
ダーウィンの進化論と対峙する今西進化論として
世界的に高い評価を受けている。
また、教育の面においても幅広く後進の育成に尽力されるとともに、
文化勲章受章者として多方面に活躍されるなど、
学術文化の向上に大きく寄与された。

障害か 個性か ニーズか

2007-09-01 09:57:03 | ここだけのひとりごと
品川裕香さんの議事録から

『適切な指導を必要としながら 診断のない子は対象外になってしまいます。
そういう子がやがて不登校やひきこもりになったりいじめられたり、
非行に走ったりなど二次的な課題、社会不適応を起こしていっている
現状があり、それらを見過ごすことはできません。
ここはぜひ、いつも私が申し上げておりますような
「すべての子供の認知と多様性に応じた指導」というふうに書いていただければ、
いろいろな子供も入ってきます。・・・・・・』

というところから 障害名・診断名よりニーズからとなっていて 
これは当然のことと思います。

しかし 私のBLOG仲間のアスペルガー当事者から
下記のような意見も聞いていますので ここでご紹介します。

◎私は現在の日本では、「(本人のわがままや性格の問題ではなく)、
生まれつきの脳の機能障害である」と位置づけないと理解を得られないと思う。

せっかく発達障害が知られてきたのに 
「ニーズ」「困り感」「個性」といわれると
だったら努力して直せよ もっとがんばれよと言われてしまう。

こういう障害が存在することを多くの人に知ってほしい。

1日10時間眠らないと身体がもたない人が、
「ニーズです」「個性です」と言ってもなかなかわかってもらえないでしょう。
認められないでしょうね。
でも「障害です」ならわかってもらえるかも知れません。

努力を強要する人々の存在が、私としては「障害」です。


ということです。

障害なら「かわいそうだから許す」
個性なら「わがままだから 努力して直せ」
そんな暗黙の意識を感じてしまうのは
私だけでないのでは・・・・