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星槎教育研究所ブログ★相談員の部屋

みんなちがって、みんないい。一人ひとりの宝物を見つけながら。

サマースクール 最終日

2017-08-24 16:42:43 | ベアーズ・ベアーズKIDS
サマースクール最終日

前期は低学年クラス・高学年クラスと分けて実施していましたが、
後期には低学年から中学生が一斉に集まって過ごしています

プログラム内容は…
・個別学習タイム
・お楽しみタイム
・昼食
・体験活動(運動)


今回の運動プログラムは、低学年でも中学生でも一緒に楽しめるものを考えました。
黄色チーム・ピンクチームに分かれ、チームで活動を共にしています
1.準備体操
2.パス回し
3.どんじゃんけん
4.しっぽ取り
5.ドッヂボール
6.ストレッチ



パス回しでは、投げる相手の名前を呼ぶことを意識しながら行っています
名前を呼ぶのに戸惑ったり、苦戦したりする子もいましたが、最後までがんばりました
これからチームで協力していくためにも、仲間意識として大切なステップです



しっぽ取りは、けん制し合いながらも、果敢に挑んでいく子がきっかけとなって、
白熱していきました

いったん休憩を挟んだところ、“作戦会議”も開かれています(笑)



みんな「やったことある~」と盛り上がり、楽しみにしていた様子です

もちろん、こうした競技が得意な子ばかりではなく、低学年・不安を感じやすい子も混ざっているため、
その辺りは高学年・中学生の子たちにはコントロールするように伝え続けています
みんな、頭の中では分かっていながらも実践するとなると難しいこともあり、
「やってみて振り返る」「自分の行動を考える」体験の場になったのではないかと思います


最終日は、参加した子たちの数も多く、異学年同士のかかわりもたくさん見られ、
成長を感じる場面やトライしてみようとする姿など、普段とは違う様子を見ることができました。
環境が変わり、新たな刺激を受けた子どもたちの変化なんだと感じます

もうすぐ夏休みも終わりますが、残り少ない休みを皆さん楽しんでください


サマースクール5日目【課外活動】

2017-08-24 15:30:30 | ベアーズ・ベアーズKIDS
サマースクール5日目

お盆休みを挟んで、サマースクールの後期がスタートしました
この日は、課外活動として『葛西臨海公園』に行ってきました



ここでは、園内での活動についてご紹介させていただきます

葛西までは片道4~50分ほどでした
電車に乗っての移動は、低・中学年のみんなには大変でしたが、頑張りました
この日は、突然の雷雨が心配されましたが、カラッと晴れて気温も上がり
子どもたちの元気パワーで雨雲はどこかへ行ってしまったようです(笑)


昼食後、磯遊びとして『カニ釣り』を体験しました
普段なかなか目にしないカニを見つけ、捕まえようと夢中になっていました


虫や生き物を苦手とする子もいますが、今回集まったメンバーはみんな知識も豊富で、
「そんなことまで知っているの?」とスタッフがビックリすることも多かったです。
そのため、図鑑や観賞用ではなく、生息地で直に見て触れる体験に盛り上がりました
捕まえたカニ・魚は“事前の約束通り”その場に逃がしています



カニ釣りでひとしきり盛り上がった後は、水族園にお邪魔しています


色鮮やかな魚、形の特徴的な魚、どこかで観たことのある魚など様々でしたが、水族に食い入るように見ている姿から、楽しんでくれていることが伝わります



暑い日でしたが、満足いくまで遊び、最後まで元気だった子どもたちにスタッフ一同エネルギーをもらいました
みんな、ありがとう

サマースクール4日目【実験】

2017-08-24 14:23:43 | ベアーズ・ベアーズKIDS
サマースクール4日目

今回も、午前は低学年クラス、午後は高学年クラスでした

低学年クラスの実験では、『シャーベット作り』をやりました。
高学年クラスの実験では、『塩を使ったモノの浮き沈み』をやりました。

今回の実験では、塩のはたらきを知ることが目的です

ここでは、低学年クラスでの様子をご紹介させていただきます

『シャーベット作り』
塩と氷の原理について…
氷に塩を入れると、塩はどんどん氷を溶かしてまわりの熱をうばって温度を下げていきます
その温度はマイナス20度まで下がると言われています

そこで…

1.お椀に氷を入れ、そこに大量の塩をかけます
2.その上に、アルミの器をのせて、ジュースを注ぎます


3.スプーンを使って(こぼさないように)かき混ぜていきます
4.すると、少しずつ固まってシャーベットになっていきました


塩を大量にかけたときには、そのしょっぱさを想像して様々なリアクションがありま
した(笑)
「せっかく甘いジュースが塩の味になるんじゃないか」って心配する子もいました
もちろん、かき混ぜたスプーンで試食しないように、スタッフが目を光らせましたが…


みんな、一心不乱にジュースをかき混ぜています



徐々にコツを掴み、固まったシャーベットを食べた子達からは「おいしい!」絶賛の声
「もっとやりた~い」とその現象を不思議に思いながら、意欲的でした


最後は、実験レポートを完成させて、立派な自由研究ができました
みんな、お疲れさまでした~

サマースクール3日目【調理】

2017-08-17 14:46:27 | ベアーズ・ベアーズKIDS
サマースクール3日目
今回は、午前は低学年クラス、午後は高学年クラスでした

低学年クラスでは、『2色クッキー』を作りました

バタークッキーとココアクッキーを組み合わせています
2種類の生地を作るのは大変ですが、みんな頑張りました


みんな、作り方を熱心に聞いています



バタークッキーとココアクッキーの生地をそれぞれ混ぜています


1枚分の生地を平らにして、型どりです



丁寧に型どりした生地を、組み合わせると完成です


調理が好きな子、慣れている子は中心になりつつ、みんなで分担して協力して最後まで作っています
みんな、よく頑張りましたね~

サマースクール1・2日目【運動】

2017-08-17 13:10:27 | ベアーズ・ベアーズKIDS
サマースクール1・2日目は、運動プログラムもありました

1日目は高学年クラス、2日目は低学年クラスに分かれて行っています。

プログラム内容は・・・
1.個別学習タイム
2.体験活動(運動)
3.お楽しみタイム

高学年クラス
の運動プログラムは、『蹴る』を目的にしました
・準備体操
・パス練習
・シュート練習
・キックベース(試合)
という流れで、徐々にステップアップしていきます

シュート練習では、コントロールや距離を意識しながら、自分で調整しています
キックベースでは、みんなができるように簡易ルールで行っています。
少しずつ白熱していくと、声をかけ合う場面も増えていきました



合間に休憩を挟むと、自然にビーチバレーが始まり、それぞれコミュニケーションをとっていましたさすが高学年ですね



低学年クラスの運動プログラムは、『投げる』を目的にしました
・準備体操
・キャッチボール
・投球練習
・壁当てゲーム(試合)
という流れで、対面式の試合ができるように段階を踏んでいます

キャッチボールでは、少しずつ名前を呼んで投げるようにして、コミュニケーションをとっています


試合になると、夢中でボールを相手ゴールに向けて投げ合っていました
(写真がなくて残念です

教室に戻って、お楽しみタイムではトランプでババ抜きをして盛り上がりました


運動を通してかかわり合いが生まれ、みんなで楽しめましたね~

サマースクール1・2日目【工作】

2017-08-17 10:35:52 | ベアーズ・ベアーズKIDS
夏休み期間中は、普段行っている定期指導はお休みとなり、
サマースクールを前期・後期に分けて実施しています

ベアーズを利用している子どもたちが、低学年クラスと高学年クラス(中学生含む)に分かれて集まるため、
初めて会う子とのかかわり、異学年とのかかわりがあり、子どもたちにとっても刺激的です

子どもたちが過ごすスケジュールは・・・
1.個別学習タイム
2.体験活動(工作)
3.お楽しみタイム

です。


子どもたち自身で学習をしている様子です
困った・分からないときには先生たちがサポートしています


サマースクール1・2日目は、午前に工作のプログラムがありました

1日目の工作は(低学年クラス)では、『ペットボトルライト』
2日目の工作は(高学年クラス)では、『ランプシェード』
を作りました


『ペットボトルライト』
1.絵の具で色付けした紙粘土を、机の上で細長く伸ばします


2.伸ばした紙粘土をペットボトルに貼りつけていきます


3.最後に、LEDライトをペットボトルの底に置いてみます


個性豊かな作品がたくさん出来上がりました




『ランプシェード』
透明な容器に、細かくちぎった折り紙をでんぷんのりを溶かした水につけて
丁寧に貼りあわせていきます。
細かな作業に神経をつかい、疲れた様子もありましたが、最後まで頑張りました
できあがった作品はこんな感じです



自分の思い思いの作品が出来上がったのではないでしょうか
お疲れさまでした

サマーキャンプ

2017-08-16 14:46:16 | ベアーズ・ベアーズKIDS
7月30日(日)~31日(月)に毎年恒例の『サマーキャンプ』がありました

場所は、昨年度と同じ千葉県長生郡にある“千葉市少年自然の家”
参加した子どもたちは小学生が中心です

一日目は、オリエンテーションをして、グループ内で関係性を築いて野外調理をしています
二日目は、クラフト工作で飛行機を作って遊んで、野外調理でホットドッグとスモアーズを作っています

オリエンテーションは、【運動プログラム】と【スイカ割り】でした
【運動プログラム】は、ボール投げでコミュニケーションをとったり、ドッヂビーで遊んだりしました
初めて関わりあう子同士でも、名前を呼び合って盛り上がりましたね



スイカ割り】は、大玉スイカを割ろうと、みんな頑張っていましたね


野外調理は、今年もカレーを作りました
火おこしは大変でしたが、スタッフと一緒に子どもたちが全力で頑張りました



本当においしいカレーができましたね
何杯もおかわりしていましたし、「自分たちで外で作ったからオイシイ」と言う子もいました
本当に最高でしたね


2日目のホットドッグ・スモアーズ作りも盛り上がりましたね
皆で準備したものを、皆と一緒に食べるというのは一体感が生まれて良いですね



クラフト工作は、少し難しかったですが、よく飛ぶ飛行機ができましたね
作っているとき以上に、遊んでいるときはみんな真剣でした
最初はうまく飛ばせない子が多かったですが、教え合いながら遠くに飛ばすことができるようになりました



今年のサマーキャンプも、無事に行って帰ってこられて良かったです
そして、子どもたちが様々な体験を通して笑顔で過ごしていたことが印象的です
子どもたちにとってたくさんの刺激は必要ですが、成長するには達成感が不可欠です。
そのような機会になってくれたら幸いです



また来年もみんなで行きましょう~

LSA(学習支援員)養成講座ご報告② 細田満和子先生の「見えない『生きづらさ』と病い」

2017-08-11 14:24:05 | 学習支援員(LSA)養成講座
LSA2時間目は、星槎大学副学長 細田満和子教授に「見えない『生きづらさ』と病い」についてお話しいただいた。




 細田先生は、社会学者として、医療・福祉・教育の現場での諸問題を 長年当事者と共に考えてこられた。
 医療者からみた「疾患」とは異なる、当事者にとっての「病い」である。
 未だに診断されない病気は、4000から6000あるといわれているそうで、病気として知られていても、理解されない病気も多いということである。
 不登校や発達特性を持つ方々の周辺には、理解されない生きづらさが多く、それが生きづらさに輪をかけていく。
 不登校の背景には、睡眠障害や小児慢性疲労症候群、線維筋痛症、筋痛性脳脊髄炎(慢性疲労症候群)などがあることも・・・
 しかし、それらは「怠けている」「気の持ちよう」「仮病」「無気力」などと言われ、ますます理解されない苦しみが増していく。

 細田先生も、病名をつけることについて
・ほとんどの両親・学校の先生、そして本人までが「学校に行けないのは、自分のやる気がないせい」という理解をしてしまうから。
・「学校にも行っていないのに、疲れているなんて、嘘をついているのではないのか?」というような、周囲の無理解があるから。
・これらに対して、対抗言説を作るために必要になり、探してきたという社会的意義がある。
と述べられていた。
  

 星槎教育研究所でも、いろいろな世代の『生きづらさ』を持つ方々に出会ってきたが、
その中でいろいろな「痛み」をもつ方「痛み」を感じやすい方が多く、何か関係があるのではないかと思ってきた。
明日遠足とか社会科見学とかテストなどという緊張する場面で出ることも多く、ますます仮病と誤解されがちであった。
今、その辺りの研究も進んでいるようで、「発達障害 線維筋痛症」で検索するといろいろな情報が出てくる。

また、東大先端研の熊谷先生は「発達障害と慢性の体の痛みを合併している当事者は少なくなく、・・・」と述べられ、研究なさっているようだ。
発達障害当事者の方からも、感覚過敏を含め、それらの痛みの話や
いくら寝ても寝足りない 睡眠障害の話をよく聴いている。


ご紹介
 学生時代に 小児慢性疲労症候群になられた方のBLOGはすばらしく、私の思っていること感じていくことを、
  さらに深めて詳しくまとめてくれている。情報もや本の紹介も多く、とても参考になるので、皆様 ご一読ください。
  『いつも空が見えるから』 というブログ
   オススメです。  

LSA(学習支援員)養成講座についての詳細やお申込みは NPO EDGEのHPをご覧ください。

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NPO EDGE minatolsa@npo-edge.jp までメールにて。