紺青小鉢

ミニマムな和の空間で、日本の伝統文化を再発見

洗練された美しさ

2015年07月09日 | 美術館・博物館
20世紀を代表する陶芸家、ルーシー・リーの回顧展が千葉市美術館で行われています。ウィーンの美術学校で絵画や彫刻を学ぶつもりが、なぜか陶芸に目覚めたルーシー。初期の作品からこれぞルーシー・リー的なデザインの円熟期までおよそ200点を展示。その大半が日本初公開なのだそうで。
ぐい呑みにしたいような小鉢。ロクロ失敗みたいなぐにゃりとしたフォルムの鉢。よ~く見るとちょい傾いている花器。そういうところが人間らしく温かみのあるデザインかと。ハッとするほど発色のいいブルーのうつわは、口縁部に塗られたブロンズ釉が全体を引き締めています。これでカツ丼とか食べたらどんな味するんでしょうかね…。
そのうつわは偶然の賜物か天性か。
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