アンは真っ先にしたい事が百もあった。・・・ 黄昏の庭へ出て 三色菫 を摘んだり・・・ 炉辺荘の屋敷内には 至る所に 三色菫 が咲いていた。 【「炉辺荘のアン」 第3章】 |
こちらは今日も、すこぶる
良い天気となりました。
昨日の天気予報では
今日は “寒の戻り” なんて
言っていましたし、夜には風。
しかしながら思ったほどの
寒さではありません。
確かに昨日よりは寒いですが、
昨日はまるで初夏でしたものね。
ところで我家の庭には今、藜(アカザ)が、
凄い勢いで繁殖しています。それは所構わず、植木鉢にも飛び火して。
当然、植木鉢には他の花木が植えられているのですが、
空いたスペースに、気持ち悪いくらいにビッシリと。
植木鉢の方は、さすがに全部抜いてしまいましたが、
庭の方は、テーブル周りだけ残しました。
今は、こんなに小さな藜が、夏には
テーブルを覆わんばかりの大きな “木” に生長してくれるのですから。
それは格好の目隠しと、木洩れ日空間として重宝しています。
そして秋の、【かそけき風情】 も趣きがあって見逃せません。
もしかすると、これが一番好きかも知れません。
それにしても・・。
去年、ほとんど抜かなかったせいでしょうね、
藜としては許されたと思ったのかも知れません。
今年の繁殖振りには驚きです。
譲歩するとみれば、ぐいぐい押し込んで来る・・。
まるでどこかの国みたい。
植物の世界も人間の世界と同じ・・と、つくづく思った次第です。
それが自然の摂理というものでしょう。
~なんて。
あら、あら・・。
ゆったり、花びら時間の流れる中で考える事ではありませんね。
アンの庭もそうですが、三色菫自体が今最盛期ですので、
鉢からこぼれんばかりに咲き誇っています。
既に再三、登場している三色菫のポプリ。
生で咲き、終わっても今度は、こうして色鮮やかなポプリに。
今年は空気が乾燥しているせいでしょうか。例年以上の出来。
花の命は短いと言いますが、どうして、どうして。
昨年の秋からですものね。長い付き合いです。