【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

「ようこそ!」 を彩る花

2013-04-13 18:37:58 | 香る庭の花綴り

【「著莪(シャガ)」】



【フリージア】



「新しい日が窓を叩いているわ。
あたしたちに何を持って来てくれるかしら」
ミス・オリバー はかすかに身震いした。
リラ のような熱意を込めて
日々を迎えた事は決してなかった。
ミス・オリバーくらいの年になれば、
新しい日が恐ろしい事を
もたらすかも知れない事を
知らなくはなかったからである。
(中略)
「今日は何か思いがけない事が
起こればいいわね。
郵便が来て、ドイツとフランスの間で
戦争が避けられたというニュースを
持って来てくれたらいいけれど」                  
                 【「アンの娘リラ」 第3章】



   揺れと共に目覚めた朝。
  こんな事は滅多にある事ではありません。

   咄嗟(とっさ)に枕元の時計に目を遣りましたら・・。
  午前5時半過ぎ。(正確には5時33分)
  丁度、時間的にも阪神大震災を思い出したものです。

   幸いすぐに治まり、上から物が落ちるような事はありませんでしたし、
  たいした事はありませんでしたが、地震の揺れでの目覚めって嫌ですね。

   折しも北朝鮮のミサイル問題。
  地震だとすぐに分かりましたが、時期が時期だけに、
  中にはミサイル! と思った方もいらしたようです。

   天災ならいざ知らず、人為的な破壊工作だけは
  御免被(ごめんこうむ)りたいものです。



   さて、心の重い話題は、
  このくらいで。

   植えた覚えのない花の
  正体が判明しました。

   毎日、その花の蕾を眺め
  ながら、どんな花が咲くのか・・

   花の咲く日をどれだけ
  待ち侘びた事でしょう。
  期待と共に。

   それは、菖蒲(あやめ)を
  彷彿(ほうふつ)させる、
  「著莪(シャガ)」。

   尤も同じ
  「アヤメ科」 ですけれど。

   しかも日陰に咲く、
  繊細で白い花なのです。

   花言葉は、「友人が多い」。
  沢山の花芽を付けていますものね。
  納得です。

   沢山の花芽と言えば、フリージアも。
  毎年、真っ先に咲く黄色。
  尤も黄色のフリージアの花言葉は 「無邪気」ですが。

   
   「紫のの仏めく著莪の花」 ~高浜虚子