アヴォンリー街道をだらだらと 下って行くと小さな窪地に出る。 レイチェル・リンド夫人 はここに住んでいた。 周りには、榛の木が繁り、ずっと奥の方の クスパート家の森から流れて来る 小川が横切っていた。 森の奥の方の上流の方には思いがけない淵や、 滝などがあって、かなりの急流だそうだが、 リンド家の窪地に出る頃には、 流れの静かな小川となっていた。 それというのも、レイチェル・リンド夫人の 門口を通る頃には、川の流れでさえも 行儀作法を気を付けない訳には 行かないからである。 【「赤毛のアン」 第1章】 |
雨戸の閉まっている室内から一歩外に出た瞬間、
パァ~ッと朝の輝く光が眼に飛び込んで来ました。
もう少し寝坊するつもりでしたのに、太陽の誘惑には勝てません。
それにしても、ついこの間までは起き出す時間は、
まだ真っ暗でしたのに。
振り返れば・・四月も後、もう少し。
まだまだ若い月だと思っていましたのに。
それでも一月、二月・・その歩みは、
ゆっくりのような気がしていたのです。でも、やはり早かった!
改めて地に足を着けて、じっくりと歩まねば・・と思っています。
さて、今日のように爽やかで
良い天気ですと、家の中に
いるのが勿体なくなりますね。
外でのお茶は薔薇が咲いてから・・
と思っていましたが、
我慢出来なくなりました。
それにこの前のアン気分も、
中途半端でしたから。
もう一度、やり直しという訳です。
ところで今日の引用文は、
「赤毛のアン」 の冒頭部分。
こんな書き出しで
始まっていたのですね。
素敵な場所。
勿論、アン気分に浸るためには、
今のこの場所も 「想像の余地」 で
補う事に致しましょう。
そうそう、先日の鞆の浦のある
福山は薔薇園で有名です。
(SAにもちょっとした薔薇園があります)
今日は、そこで求めた薔薇の花びらジャムも加えて。
やっぱり家の中より外の方がいいですね。
今日は、かなり長く滞在? したものです。
そう言えば、作家のケストナーは野原に机と椅子を置いて、
あの名作、「飛ぶ教室」 を書いたそうですね。
今日の 『アンの世界』 のような所なのでしょう。
夕方になると、それこそ子牛が一緒に帰ろうと迎えに来たりして。