「僕達明日サーカスをするの。 僕は駝鳥になるんだよ。 それから象も買うんだ」 「象の餌代は年に六百ドルも かかるという事を知っているかい?」 と、ギルバート が真面目くさって聞いた。 「空想の象には一セントもかからないんだよ」 と、ジェム が腹も立てずに説明した。 アン は笑った。 「有り難い事には、あたしたちの 空想 には節約の必要がありませんわ」 【「炉辺荘のアン」 第16章】 |
快晴の空の下、今日は朝一番で映画を観るために外出。
それにしても久し振りの映画です。と言いますのも・・。
古色蒼然(こしょくそうぜん)たる我町の映画館(ハリウッド映画以外を上映)
が廃業してから何だかショックで行く気にならなくて。
あの 『レ・ミゼラブル』 さえ、重い腰は上がらなかったのですから。
でも、キーラ・ナイトレイ主演の、『アンナ・カレーニナ』
には、さすがの私もその気になったという訳です。
あまりにも華麗な世界と美しさにすっかり魅了されてしまった私。
そんなこんなで。もう少し余韻に浸っていたいので、
感想は後日・・という事に。
今日の映画は朝一番
でしたから、帰り途、
たっぷり時間があります。
今日は菜の花、檸檬色の
世界に遊んで来ました。
プラス、映画の余韻と共に
『想像の余地』、全開です。
幸いな事に今日は
お弁当があります。
尤も、私の勘違いで
作ってしまう羽目に
なったのですが・・。
今日は少々、
風が冷たかったのですが、
色々悩んだ末にこの場所で。
大きな木の下がいいですね。
野の花が咲き乱れ、
ちょっとした小川があって。
探せば見つかるものですね。
『アンの世界』 に近い場所。
菜の花の香りがプ~ン! 香料の生える場所でもあります。
そう言えば今日の映画でも一面に白い花の咲き乱れる野原が・・。
椅子を持ち出して本を読んでいましたっけ。
ジェムではないけれど、私だって空想を。
今日は、ハンカチを敷きましたけれど、
倒れた木が椅子代わり・・というのもいいですね。
そして木箱を机代わりにして本を読んだり手紙を書いたり、
うっとりして周りを眺めたり。~なんて。
それにしても良い所を見つけました。
たまにはポットに珈琲を入れて、こんな仕事場に出掛けて行く・・
いいかも知れませんね。