【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ちょっとそこまで時間旅行

2013-04-12 16:43:16 | 心の宝石箱








「例え100万ドル持っていても、
ダイヤモンドの首飾りを何本も持ったって、
この美しさをこれ以上
楽しむ訳には行かないわ。
あたし、他のどんな女の人と
代えてくれるからと言っても、
代わりたくなんかないわ。
あの白いレースの人になって、しょっちゅう、
不機嫌な顔をしていたいと思って?
まるで生まれつき、
世の中を軽蔑しているみたいに?
(中略)
あたしは自分の他、誰にもなりたくないわ。
例え一生、ダイヤモンドに
慰めて貰えずに過ごしても」
と、アン は言った。
                 【「赤毛のアン」 第33章】



   今日も概ね晴れましたが、相変わらず寒さが続きます。
  こんな天候では、なかなか冬物がしまえませんね。

   でも四月には必ず・・いいえ、
  時には五月になっても寒の戻りはありますものね。

   何年か前には灯油を綺麗に使い切って、
  往生した事がありましたっけ。
  それ以来、たっぷり準備する事にしています。







   さて、いつもの如く、
  今日もアンナ・カレーニナで
  引っ張ります。

   長い事、映画から
  遠ざかっていた私ですが、
  この余韻だけは健在です。

   僅か二時間余りですが、
  きらびやかな十九世紀の
  世界に滞在。

   しかも豪華絢爛(けんらん)
  たる貴族社会に。

   でも、戻って来られて
  良かったです。
  ~なんて。

   今日の アン の言葉では
  ありませんが、例え
  人から羨むばかりの美貌に
  恵まれ、華麗な衣装と豪華な
  宝石に包まれたとしても。

   ロシアの過酷な自然にも
  到底耐えられませんから。

   それにしても日露戦争より少し前の、あの時代、
  貴族社会と一般社会の格差には唖然とします。
  貴族社会を描いていても、そこかしこに垣間(かいま)見えたものです。

   そんな事がロシア革命の一端になったのでしょう。
  ふと、以前に読んだ司馬遼太郎の 「坂の上の雲」 を思い出したり。

   それら様々な事に思いを馳(は)せながら・・。
  映画って、やっぱりいいですね。そして一杯の珈琲も。