【カモミール】
アン は微かな溜息を噛み殺した。 ダイアナ を深く愛しており、 これまでもずっと仲良しだった。 けれども空想の世界にさまよい込む時には 自分一人で行かなくてはならない事を、 アンは大分以前に知ったのだった。 空想の世界へ行く魔法の小径には、 最愛の者でさえ、 ついて来られないのだった。 【「アンの青春」 第2章】 |
朝から快晴の天気になりました。それは一日中。
気温もどんどん上がり、汗ばむ陽気に。
ただ、今日はこのように初夏を思わせるような陽気ですが、
明日は一気に気温が下がるとか。
今日の気温からは俄かには信じられませんが、
果たしてどうなのでしょう・・?
【綿毛の旅立ち】
【「烏野豌豆(カラスノエンドウ)」】
さて、こんな空の下、
今日も恒例の道草です。
今日は、
カモミールの咲く原っぱに。
毎年、この季節になると
無性に行ってみたくなります。
ここでは自然にこぼれん
ばかりに咲いていますのに、
我家にはどうしても
根付かない花ですから。
しかも咲き乱れている
ここは甘い林檎の香りで
咽(むせ)るほど。
ふと先日の映画、
「アンナ・カレーニナ」 での
終盤近くの一場面を思います。
原っぱに咲く一面の白い花。
あれは何の花だったのでしょう。
映画では白い花に囲まれた広大なそこで、
本を読んでいましたけれど。
尤も、あれだけ広大な原っぱではありませんが、
そこは、得意の 「想像の余地」 で補いましょう。