【フリージア~お手々つないで】
バーリー家 の庭は・・・(中略) 周りは大きな柳の古木や、 丈高い樅に囲まれ、その下には、 日陰を好む花が咲き誇っていた。 (中略) 小径を挟んで花壇には 古風な花が咲き誇っていた。 (中略) この庭には日光も薄れるのを惜しんで いるようであり、蜂はのどかに唸り、 風もたゆたいがちに、 木々の梢を撫でさすっていた。 【「赤毛のアン」 第12章】 |
こちらは朝から曇り空となりました。
この所、ずっとお天気が続いていましたから、
この曇り空でさえ随分、久し振りな気がします。
しかしながら、午後三時過ぎには太陽も。
天気予報通りです。
それまでは今にも雨が降りそうでしたのに。
ともあれ、最近の天気予報は良く当たります。
さて、大好きな青色の 「匂い菫」 は完全に終焉を迎えました。
その時、一緒に咲いていたのは 「ヒヤシンス」。
匂い菫と共にその相乗効果もあって、
芳(かぐわ)しい芳香を辺り一面に放ってくれていたものです。
良くしたもので、それらが終わった今は、フリージアが。
真っ先に咲いた黄色に続き、赤と紫が続々と開花しています。
ここには、すぐ傍に木香薔薇も絡ませていますから、
開花しますと、その香りも加わります。
一応、ここはリラ版 「香料の生える一角」 とでもして置きましょう。
ここに近付くと、ふっと良い香りが鼻孔をくすぐります。
尤も上記の バーリー家 のように、
沢山の木や花は植えていませんし、その広さもありませんけれど。
それはいつもの 「想像の余地」 で補えばいいですね。
一方、癒しの青い花、「花韮」 と 「蔓日々草」。
もう何度も登場していますが、次から次へと花を咲かせ、
今、庭を席巻しています。香りがあれば言う事ないのですけれど。
【花韮(ハナニラ)」】
【蔓日々草(ツルニチニチソウ)」】