食堂で昼食を取ったミス・マープルは、 コーヒー を飲むのにテラスへと出た。 丁度2杯目の コーヒー を飲んでいる時・・・・・ クロチルドがコーヒーの盆を運んで来た。 それぞれのカップへ コーヒー をついで、 みんなに配った。 (中略) 「私は夜コーヒーを飲むのに慣れてますの」 「はい、でもこれはとても 上等のコーヒーで、強うございますよ。 お飲みにならないようにお勧めしますわ」 ミス・マープルはミス・クックの顔を見た。 【A・クリスティー作 「復讐の女神」】 |
今日も太陽は、その姿を出し惜しみしています。
でもそのお陰で、昨日に引き続き、涼しい朝を迎えました。
日中も湿度は相変わらずですが、過ごし易いものとなっています。
こんなお天気だからでしょうか、昨日初めて啼いた蝉も、
ほんの少し啼いただけで、その後耳にしません。
蝉も少々、拍子抜けだったようですね。
さて、子供達は夏休み。
あのうだるような暑さからは、ちょっと一休み。
そんな日、和でほっこりしたくなりました。
テーブル周りを藍の布に変え、
土物の器に変えれば、気軽に和の雰囲気に。
でも何なのでしょう、この落ち着き。
英国大好き、ヴィクトリア調大好きの
私でさえ、リラックス出来るこの空間。
「和のカタルシス(浄化作用)」
なのですね。きっと。
こんな時、日本人で
良かったと思う瞬間です。
アラッ!? 随分、前置きが
長くなりました。遅ればせながら・・
『カフェ「薔薇の詩(ポエム)」』
の開店と致しましょう。
ところで英国のお茶と言えば、
常に紅茶のイメージですが、結構、珈琲も飲まれるのですね。
上記のミス・マープルは、80 ?歳のお年。
しかも作品の発行年は1971年ですから既に40年経過しています。
何だか珈琲も大好きなミス・マープルに親近感を抱いてしまいます。
今日のカップは有田焼。
お茶請けは、昨日生協より届いた、大分は湯布市の 「地卵 はちみつぷりん」。
写真のプリン、ぐっちゃりなってしまいました。昨日は上手く取り出せたのですけれど。
モンドセレクション金賞受賞との事で期待したのですが、
私は丸福珈琲店のプリンの方が好き。味はこれ以上ですし、価格も半分ですもの。