【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

BGMのフランス映画

2011-07-07 18:52:52 | 心の宝石箱

【映画のパンフレット・カップは先日の 色違い


その家は新築だった。
雪のような白亜で、大きく曲線を描き、
広々とした窓 があった。
2人は 贅沢なホール を通って書斎に案内された。
書斎の半分は大きなクローム張りの
机で占められていた。
         【A・クリスティー作 「スリーピング・マーダー」】


   昨日は天気予報よりかなり遅れ、
  夕方から降り出した雨。

   昨夜は一時、雨脚の強い時も
  ありましたが、今日はそれ程でも
  ありません。降ったりやんだり。

   当然、湿気はありますが、
  気温の方は、ほっと一息です。

   ところで今日は 「七夕」 ですね。
  本来は旧暦だったようですが、
  新暦では雨ばかり。

   織姫と彦星の、1年に1回の逢瀬。
  雨ではたまりませんね。

   この2人、巷では恋人と誤解されて
  いるようですが、実際は夫婦。

   結婚した2人がそれぞれの仕事である機織りと牛飼いを怠けた事から
  彦星の父である天帝が怒り、罰として2人を引き離し、
  1年に1度だけ天の川を挟んで会う事を許したという伝説に基づくそうです。





   さて、久し振りに今日は、昨日観た映画の余韻に浸っています。
  今日のタイトルにもしてしまいましたが、言葉自体がBGMのフランス映画に加え、
  部屋のインテリアや女優たちの着こなすファッションにも目を奪われます。
  映画の持つ、もう一つの楽しみです。

   それにしても広大なお屋敷。
  上記の引用文の如く・・いいえ、それ以上の邸宅の部屋の中。

   それこそ、広々とした窓 から見渡せる、一面の淡いピンクの薔薇。
  その薔薇の美しいことと言いましたら・・。
  
   薔薇も然る事ながら、淡い薄荷グリーンの格子窓と見事に調和して
  これも息を呑む美しさです。そして、その薔薇を見ながら1篇の詩を作る・・。
  何と優雅なのでしょう。

   そんな優雅だけれど退屈でもあり、娘からは 「飾り壺」 と言われていた・・。
  昨日も記しましたが、何となく分かる気がしますね。

   ところで、この映画ではドヌーヴ自身が歌っていました。
  一つはキッチンで口ずさむ歌。その旋律が耳から離れません。
  
   軽快で素敵な歌・・と思っていましたら・・。
  ミシェル・トールの 「私をダンスに連れて行って」(1977) という歌なのですね。

   そして映画の終盤には支持者を前にして堂々と。
  こちらの曲は、ジャン・フェラの 「人生は美しい」。
  歌詞も素敵でもう1度、聴きたくなりました。