レイチェル・リンド夫人 は秘蔵の 客間用ランプを食卓に持ち出して灯を灯した。 実を言えばそれは嫌な赤い球体の付いた、 感じの悪いランプであったが、 しかし、何と暖かな、薔薇色の、 この場に相応しい光を全ての物の上に 投げている事だろう! 影が何と暖かく、親しげな事か! (中略) 布切れを5千枚使い、仕上がったばかりだという リンド夫人の新しい 刺子の掛布団 が一同の 前に持ち出され、当然受けるべき讃辞を受けた。 【「アンの幸福」 第2年目5.】 |
起床時こそ、降っていませんでしたが、何と今日は雨。
暫く、お天気が安定・・と言ったのはつい昨日の事ですのに。
気温も30度を下回り、一息付いたと思ったのも束の間、
その蒸し暑さと言いましたら・・。そのピークはお昼頃。
雨がやんでから一気に来たようです。
とは言っても、じっとしていれば扇風機で十分です。
でも、ひとたび動こうものなら汗タラタラ。不快指数100%です。
ここまで、だらだらと
今日の天気を述べて来ました。
早いもので今日から7月ですね。
1年の折り返し点。
今日のタイトルは、
「グリーンゲイブルスの雨」 ですが、
『アンの世界』 の7月は、こんなに
じめじめという事はないでしょう。
いつもの事ながら・・気分だけでも
私は、グリーンゲイブルスにいます。
さて、あまり気に入りませんが、
布製の皿ケース、完成です。
気に入らなければ作らなければ
いいのですが、ほとんど仕上げるだけに
なっていた材料が出て来ましたので。
それに収納ケースですので、
あまり色柄にこだわらなくてもいいでしょう。
大切にしている薔薇のお皿を。
~なんて。何だか思い切りアンしています。
そうそう、今日のテーブルクロスも、フリルのスカートの再利用。
今日も、“アン気分&メグ気分” の同居という訳です。忙しいこと! (前回は 【こちら】 )
因みに 【薔薇のカフェカーテン】 もワンピースの裾を利用。
それにしても 『アンの世界』 の住人たちは、それぞれ生活を楽しんでいます。
布切れを5千枚使って刺子の掛布団を作る リンド夫人 しかり、
5インチものレースの付いたエプロン着用の スーザン しかり。
時代が時代・・と言ってしまえばそれまでですが、
今より優雅に感じるのは、どうしてなのでしょう・・。