【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

ささやかな風を感じる季節

2008-06-02 16:10:25 | 四季のスケッチ


   





   昨日の爽やかな五月晴れから一転して、今日は又々、真珠色の空となりました。
  この一週間の天気予報を見ても、あまり晴れマークは、ありません。

   まるで、梅雨に入ったかのよう・・。
  今年は梅雨入りが早まると聞きましたが、果たしてどうなのでしょう・・? 
  (夕方のニュースで、梅雨入りを知りました)

   気温も、相変わらず低めです。お昼前からその雨も、とうとう降り出しました。
  今は上がっていますが、今日も不安定な天気に変わりありません。

   6月と言えば、「水無月」 ですが、
  他にも 風待月かぜまちづき」「涼暮月すずくれづき」「松風月」 等など・・。
  ロマンティックで、素敵な呼び名が並んでいます。

   蒸し暑い、鬱陶しい天気が続くからこそ、
  昔の人は、ささやかな風を待ち、その風に、言い知れない喜びを感じていたのでしょう。

   現在のように、ちょっと暑ければ、すぐ “クーラー” では、こんな感性を養うどころか、
  何物にも我慢出来ない性格になってしまう・・? のかも知れませんね。

   便利な現代の生活は、人々から前述の我慢や、
  忍耐の心をも忘れさせてしまったような気がします。

   一方、『アンの世界』 の6月と言えば・・。もう最高です。
  梅雨のある日本と違って、一年中で一番美しい季節、と言っても過言ではありません。

   





   “・・・あちこちの林檎の果樹園の香りで空気は、かぐわしく、
  牧場は緩やかな傾斜を見せて、遥か彼方の真珠色と
  紫色に霞む地平線の中へ溶け込んでいた。”

                        【「赤毛のアン」 第2章】










   ところで、この紫陽花、昨日、
  義妹の家で撮ったものです。

   我家の紫陽花は、まだやっと
  蕾を付けたばかりだと言うのに、
  ここでは、五分咲き以上。

   我家からは直線距離で南に
  約40kmで平地。

   案外、こんな事も関係している
  のかも知れませんね。
  それにしても見事です。