【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

梅雨に映える “緋色” の世界

2008-06-11 16:19:25 | 香る庭の花綴り

   起床時には既に雨は上がっていましたが、
  未明に激しい雨。
  案の定、葉っぱは今朝も濡れています。

   昨日の爽やかな一日から、途端に梅雨空に・・。
  時折、晴れ間は出るものの、蒸し暑くなりました。
  湿度計の針は、65%。

   そうは言っても、家の中にいる限り、
  クーラーは必要ありません。
  そう言えば扇風機もまだ。

   ところで、こんな梅雨空には、
  紫陽花が良く似合いますね。

   最近では鮮やかな紫陽花も増えて来ましたが、
  まだまだ青色などの寒色系が、多いような気がします。
 
   盛夏はすぐそこなのに、不思議に冷たさを感じる色が多い6月の花・・。
  同時に、それは私の大好きな色・・。

 
【サルビア】・【チェリーセージ】
 
【“緋色” のゼラニウム】・【ベルガモット】
 

   それなのに・・今年の我家の庭には、ちょっとした異変が・・。
  紫陽花が不作であるばかりか、こんな赤い花が一杯!!
  昨日も、写真UPしたベルガモット、もっと綻んだような気がします。 

   でも赤って、元気が出ますね。赤と言えば・・。
  『アンの夢の家』 レスリー を思います。

   赤が大好きで、身の回りのどこかに、
  必ず真紅の物を付けている、レスリーの事を・・。

   “帽子はかぶらず、
  前にも増してブラウニングの 『豪華な蛇』 を思わせる髪は
  真紅 のリボンで頭に巻き付けてあった。
  ごく飾り気のない黒っぽい生地の服をまとっていたが、
  美しい曲線を描いている腰には、
  鮮やかな 赤い 絹の帯を締めていた。”
    
                                  【「アンの夢の家」 第10章】

   “・・・美しく念入りの服装をし、
  白い喉元に付けた 緋色 のゼラニウムに、
  いつもの色が見えた。”
              【「アンの夢の家」 第12章】

   薄幸だったレスリーの、この拘(こだわ) り。
  (尤も最後には幸福をつかむのですが)
  私達も、ちょっと取り入れてみたい、お洒落ですね。