【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

紫色のメッセージ

2008-06-15 17:06:11 | ハーブと香り雑学


   時折、薄日の射す、
  淡い真珠色の空になりました。

   でも今日は、こんなお天気で、
  有り難かったのです。と言うのも・・。

   自治会挙げての大掃除。
  公園に集合し、その後は各戸の溝掃除。
  汗をあまりかく事なく、無事終了したという訳です。

    こちらの菖蒲、先日と同じ花からのものです。
  花びらだけ取ると、又次の花芽・・。
  
   こんな事って、あるのですね。
  さて次は、どうなるでしょう・・?

   ところでアンは、ピンクが大好きですが、私は水色、
  青、紫・・と言った寒色系が、大好きです。

   そう言えば、「紫草」(紫とも言う) と言う花が、あるそうですね。
  と言っても、花は白だそうですが、根から紫色の染料が取れる事から、
  このように呼ばれるようになったとか。



   【先日】 も紹介しましたが、ここに来て 「マロウ」 の花びらが溜まって来ました。
  「マロウ」 と言えば、生花は赤紫色ですが、乾くと上の写真のような、
  美しい紫色になります。(左:奥、手前「マロウ」 右:ペチュニア)

   それに、とても繊細で、乾いた花びらは触ると、
  「シャラ、シャラ・・」 と、音を立てます。それは、まるで音楽のよう・・。

   ポプリとして・・眺めているだけで、(香りは、ほとんどありません)
  こんなに癒されるのですから、お茶として頂くのが、
  何だか勿体ないような・・そんな気持ちに、なってしまうのです。

   でも、お茶にしますと・・それは、それは優雅な、お姫様気分・・? 
  なのですが・・。 

   青い薔薇の容器(硝子) に入っているのは、「ペチュニア」 です。
  ペチュニアもその花びらは、ヴェールのように薄く、絹のように繊細です。
  ただ、1年も経つと、どうしても変形と色褪せが・・。

   でも、ものは考えようですね。この美しい色が、1年でも楽しめれば儲けものだと、
  こうしてポプリにしています。ペチュニアの微妙な紫の濃淡も、捨て難いのです。

 (  ペチュニアは、白以外の花は乾燥すると、紫色になります。
  元の色によって、その紫色に濃淡が生じます)

   鑑(かんが) みれば・・紫色は、古代、最も高貴とされた色だとか。
  優美さ、神秘さを象徴する色でもあり、美しい女性に例えられる色だったそうです。

    「紫の ひともとゆゑに むさし野の 草はみながら 
  あはれぞと見る」
       ~「古今和歌集」 読み人知らず
   
   (紫が1本あるだけで、武蔵野の草、全てが愛おしく思われる・・
     ~恋しいその人の縁に繋がる人は、全て懐かしく思われる・・)

   今日は、マロウの紫色から、話が随分、飛躍してしまいました。
  でも、一つの事を好きになると、
  それに関連する事柄も好きになる・・って、良くありますね。

   そんな事からも、自分に合った “紫探し” をしてみたい・・
  ~なんて、なぜか・・思ってしまった私です。