【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

怪談~運命と怨念に翻弄された二人

2007-08-24 22:45:20 | 映画の香り
   昨夜は、久し振りに
  エアコンのない夜でした。

   今朝もその余韻で? 
  涼しい朝・・。

   果てしなく続くと思われた夏も
  一段落着いた事で訳もなく
  ホッとしたのですが・・。

   そうは問屋が
  下ろさないのでしょうね。

   まだまだ “夏” と “秋”
   のせめぎあいは続くようです。

   鉢植えの朝顔は開花以来、
  ずっと爽やかな青色だったのですが、
  今日はこんなに綺麗な藤色になりました。

   ただ、葉っぱは昨日のバッタに食べられ、
  穴が空いています。仕方ないですね・・。
  前置きが長くなりました。







 


   
   今日は、今の季節に丁度ぴったりの映画、
  『怪談』 を観て来ました。

   『オーシャンズ 13』 と、
  どちらにしようか直前まで迷いに迷い・・。

   『オーシャンズ 13』 は、
  前回が、私にしてはもう少しだったのと、
  今ではその内容さえも思い出せない・・
  とあっては、自ずとこちらになりますね。

   それは良かったのですが・・。
  案の定、背筋も凍り付くような怖~い映画でした。

   ちょっと 『四谷怪談』 を連想。
  時代背景も、同じ江戸後期。

   尤も原作が幕末から明治にかけて活躍した、
  噺家・三遊亭円朝の落語、「真景累ヶ淵」(しんけいかさねがふち)
  だそうですから、『四谷怪談』 と違って、
  こちらは町人のドラマです。実話だそうですが・・。 

   あらすじは敢えて記しませんが、日本のこの手の物、
  ましてや時代劇となれば、そのおどろおどろしさは、
  際立っているような気がしてなりません。

   怖い映画を観て寒くなっている上に、
  冷房も効き過ぎていて。
  終わった後、戸外に出た時の妙な違和感。

   それでいて、カンカン照りの外の景色や
  街の喧騒がなぜか懐かしく、普段通りの日常が
  淡々と営まれている事に、ほっと安心もし・・。



   映画を観ていた2時間、
  私もどうやらあの時代に
  タイムスリップしていたようです。
  
   それが完全に現実に引き戻されたのは、
  午後4時丁度。

   明日からの世界陸上のために置かれた
  時計の上の扉が開いて、オルゴールの
  荘厳な音色が 「カン、コン・・」 
  と鳴り響いていました。

   「開催まで後、1日・・」 
  示された電光掲示板の文字。
  まさに現実の世界ですね。

   19世紀の “江戸時代” から
  21世紀の “今” を全速力で駆け抜けていました。