【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

自然の神秘~儚くても空しくても・・

2007-08-05 13:49:57 | 四季のスケッチ


   今日も、蝉時雨の中、
  目覚めました。

   尤も、蝉の声で目覚めたの
  ではなく、目覚めたら
  蝉が鳴いていたという感じです。

   慣れたのもありますし、
  エアコンをつけて休んでいると
  いう事もあるのかも知れません。

   でも、蝉の大合唱ではなく、
  「蝉時雨(せみしぐれ)」 
  と言いますと、
  途端に詩的になりますね。

   日本人は、虫の鳴き声を言葉として捉える
  (左脳で聴く) 数少ない民族 と言われています。

   到底、美しいとは言えない蝉の抜け殻だって、
  空蝉うつせみ という、こんな美しい言葉で呼ぶのですから・・。



   ところで、つい昨日のブログに、
  蝶の写真が、なかなか
  撮れないと記したばかりです。

   そんな私の嘆き? 
  を察してくれたのか、
  早速その日の夜、
  やって来てくれました。
  それも・・。

   写真が撮り易いように、
  夜間ライトの真下の
  「ボックセージ」 の花の上に・・。

   余程、セージの花が気に入ったのか、
  はたまた眠っていたのか・・。

   長い時間、じっと羽根を休めていました。
  勿論、朝にはいなくなっていましたが・・・。

   これと同じ事は、カンナにもありました。
  カンナは結構、増える植物ですが、
  一時、通り道まで塞(ふさ)ぐほどになりました。

   “ここは、通り道なので、向こうに行ってね・・” 
  と、ある時は話しかけ、又ある時は念じていましたら・・。

   翌年からは明らかに向こう側に後退し、
  道を空けてくれました。

   偶然の出来事かも知れませんが、
  そんな風に思う方がロマンティックですものね。

   そうでなくても、そのように思っていた方が、
  心楽しいですもの・・。

   そうそう、いつものようにラジオを聴いていましたら・・。
  江戸時代の、こんな川柳を紹介していました。     

   「かんざしで 星の名を聞く 夕涼み」
  何と風流なのでしょう。江戸時代の人の感性に脱帽です。