【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

私の夢の場所

2007-08-06 15:41:16 | リラのお気楽ユメ日記
 




   こちらは、今日も晴れ渡りました。
  蝉の鳴き声が、それに
  拍車をかけているようなのですが・・。

   これでも、大気の状態は不安定で、
  完全な夏空と言うのでは、
  ないのだそうです。
  もう十分、暑いのですが・・・。

   こうして蝉は、夏を強烈に感じさせて
  くれますが、一方、赤トンボは微かな秋を・・・。

   そして玄関先では、今朝もその色を変え、
  こちらは爽やかな “涼” を与えてくれてもいます。

   こうして様々な自然の営みで、
  私達は季節を感じ、癒されているのですね。

 




   “アンが座っている側の窓からは、
  かぐわしい匂いをたたえた、
  快い8月の午後の日光に暖められた空気が流れ込み、
  外では、ポプラの枝がさわさわと、
  音を立てて揺れていた。
  その向こうには 『恋人の小径』 が、
  人の心を魅するように曲がりくねって奥の森に続き、
  今なお、赤い実りをふんだんに付けている、
  古い林檎林が見えた。
  そして、青い南の空には、
  雪の大山脈が全ての上にそびえ立っていた。
  もう一方の窓からは、白い波頭の青い海が、
  遥かに見えた。―― 
  美しいセント・ローレンス湾である。”
             
                                    【「アンの夢の家」 第1章】

 



   この描写は、目の前に
  プリンス・エドワード島の景色が浮かんで来ます。

   “快い8月” という事ですから、
  当然、日本のような蒸し暑さはないのでしょう。
  と、言うより・・短い夏なのでしょうね。

   こんな事を考えていましたら・・。
  最近、足が遠のいている信州に、
  無性に行きたくなって来ました。
  そこは、私の夢の場所。

   アンの暮らしをしたいと手に入れた、
  標高1千メートルの・・とある場所です。

   木曽駒と乗鞍岳、御嶽山の見渡せる場所。
  ロケーションは、抜群です。

   周囲は、落葉松(からまつ)林ですが、
  近くのJAでは、白樺の苗も売っているので、
  「住むようになれば、いつでも植えられますよ。」 
  と、土地の人に言われた場所でもあります。

   でも・・・。いかんせん、家がありません・・。
  その町の税金と、土地の管理費で、
  かろうじて、その夢は繋がっています。

   すぐ家を建てる予定が駄目になり、
  でも、いずれはそこで・・と思ってもいましたが、
  実際の生活を考えますと・・・。

   町の中心部まで出るのに、車で3、40分かかり、
  (それもヘアピンカーブの連続) 
  それより別荘地の入口から自分の所まで行くのにさえ、
  迷わなかった事がない程なのです。それに冬の雪。
  夢と現実の狭間、という所でしょうね。

   そうそう、紫陽花の写真は、
  今年の紫陽花をドライフラワーにしたものです。

   信楽焼の壺に挿してみました。
  くすんだこんな色合いが、大好きな私です。