【いくつになってもアン気分】

 大好きなアンのように瑞々しい感性を持ち、心豊かな毎日を送れたら・・。
そんな願いを込めて日々の暮らしを綴ります。

涼の演出

2007-08-11 15:56:21 | 四季のスケッチ
   連日、厳しい暑さが続きますね。
  今日は、午前8時半の時点で、
  居間の温度は、既に30℃に。

   「ジッ、ジッ、ジッジッ・・」 
  という蝉の鳴き声が、
  暑さに拍車をかけます。

   それでも今年初めて 
  『ミンミンゼミ』 の
  鳴き声を耳にしました。

   「ミ~ン、ミン、ミン、ミン・・・」 
  「ミ~ン、ミン、ミンミン・・・」。

   いつも 「クマゼミ」 ばかりですので、
  その声は妙に懐かしく、思わず聞き耳を立てて
  しまったのですが・・・。すぐに鳴きやんでしまいました。

 


   “今年は蝉の当たり年。
  さっきまで元気で鳴いていたのに、
  パタッと命を絶つ所が、
  日本人の無常観にピッタリ来るらしい・・・”
 
  ~とは、今日の新聞のコラムから。





 




   さて、今日の玄関先の朝顔、
  「薩摩の紫(ゆかり)」。

   その色を昨日の紫から
  青に変え、庭の 「暁の海」
  は、沢山の花を咲かせました。

   日本の “夏の風物詩”
  と言えば、「朝顔」 と 「風鈴」
  を思い浮かべる方も多いでしょうね。

   今日は、その二つの写真を
  載せてみました。

   いくらかでも “涼” を
  感じて頂けたでしょうか。






 



 




   「今日の夕日は素晴らしいでしょうよ、スーザン。」 
  「・・・窪地の上にそびえている、
  あの白い雲をご覧なさいな。
  上の所が薔薇色になっていてよ。
  飛んで行って、あの上に乗りたいと思わない?」
       
                                     【「炉辺荘のアン」 第5章】

 


   上の写真は、昨日の黄昏の空です。
  偶々、見るともなく、空に目を遣ると・・。

   思わず、ハッとするような色彩ショーが、
  開幕したではありませんか。

   生憎、西の空ではなく、東南の空です。
  だとしたら・・西の空は、一体どんな風だったのでしょう。

   これこそ、アンの言う 「想像の余地」 ですね。
  暮れ泥(なず)む夏の空の一駒でした。