読書おぶろぐ

読んだ本の感想を書いてます

灰色のダイエットコカコーラ

2009年07月31日 22時05分52秒 | 小説
佐藤 友哉氏の作品。

氏が19歳-21,2歳の頃に書かれた作品のやうで、4作品の続きものから一冊の
本となつてをります。

14歳が起こした神戸の児童殺傷事件を知る19歳の主人公が6歳から21歳までを
描いた作品なのだが。

・・・・・・

若い頃つて、確かにかういふこと考へるな~、考へたな~と思ひつつ読んでをりました。
(「かういふこと」といふのは悪のはうではなくて、「将来いかに」といふはうです)

そうそう、若い頃つて「人生何なのか」とか「人生何かをすべき・・? 唯の人はいやだ」とかな~んか、自分が何でも出来るやうな可能性といふか漠然とした「妄想」を夢見てゐたやうな気がする・・・・・

普通に学校卒業して、普通に就職して、普通に結婚して・・・・ なんて人と同じことをするのは嫌だ・・・と思つてゐたな・・・・ 実際、人と同じことはしてゐないわけだが・・・
かう考へると、自分の人生は「肉のかたまり」ではないのか・・・・? イヤ、肉のかたまりであらう

今までの人生を振り返へつて言へるのは・・・・

自分は幸せ

であらう 


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