読書おぶろぐ

読んだ本の感想を書いてます

小説 帝銀事件

2012年06月27日 19時59分15秒 | 小説

松本 清張氏の作品。

今、知る人が少なくなつた「帝銀事件」。これを一人の新聞記者を主人公のやうにして、事件を見直した作品である。

ちなみに、「帝銀事件」でググルと下記のやうな結果が出る。

http://www.google.co.jp/search?sourceid=navclient&hl=ja&ie=UTF-8&rlz=1T4FTJB_jaJP457JP457&q=%e5%b8%9d%e9%8a%80%e4%ba%8b%e4%bb%b6

帝銀事件の写真展示(遺体が出るので閲覧注意) http://www.gasho.net/teigin-case/gallery/photo/photo.htm

帝銀事件とは・・・

昭和23年1月26日のことである。午後3時半ごろ、東京都豊島区椎名町の帝国銀行支店から銀行のくぐり戸を開けて五十前後とみえる男が出てくる。その後同じ戸口から銀行に勤める女子社員が出てきて「都の衛生課員という人がきて、この近所で赤痢が出たからこの薬を飲んでくださいと言はれ皆飲んだが、急に苦しくなって大勢倒れた」と言ふ。

この事件により毒を飲まされた16人中12人が死亡。その後の捜査によりテンペラ画家の平沢貞通が逮捕される。

犯人は当初、軍関係者もしくは医師と思はれたが・・・・

なぜ平沢画伯が逮捕されたのか? 逮捕後の平沢氏の言動は? 等々、清張氏の史観が描かれた作品。今も昔もマスゴミはマスゴミと実感する一方、

あたくしも、清張氏の史観に賛成である・・・・



最新の画像もっと見る