陳式太極拳の教室 ■新太極拳 宝塚教室■

陳式太極拳の教室「新太極拳 宝塚教室」の活動状況を中心に掲載。お気軽にコメントください。

2005年11月20日

2005年11月20日 20時19分10秒 | Weblog
陳式36式、本日のテーマは第三段「24.白猿献果(バイユェンシェングゥオ)」

① 「昇降ヅァン」「抱球ヅァン」「守丹田」
② ストレッチ
※ 腕の前後回し、膝回し、首回し、腹部と股関節の回転など。
③ 一年生、二年生、三年生に分かれて練習
 ※ 一年生は進歩、弓歩。手の動きもつけて。
 ※ 二年生は剣の基本「挂(グゥァ)」と「撩(リャオ)」。
   剣の組合せ練習の形を見てもらいました。次回から練習。
 ※ 三年生は歩法と剣の復習。
    ・歩法は脚の基本練習として、チェンティートイ、ワイバイトイ、
     脚を絡めて蹴るなど。
    ・剣は第三組を通して復習。               
==休憩==

④気功
 ※昇降、抱球など。
⑤一年生・・・36式の「24.白猿献果(バイユェンシェングゥオ)」の基本的な動きを練習
 二年生と三年生で合同練習・・・動きの修正を中心に
⑦ 休める

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※①「昇降ヅァン」「抱球ヅァン」「守丹田」

 「昇降ヅァン」・・・開立歩で身体の力を抜き、踵重心で重心を少し下げる。
           両腕を肩の高さまで持ち上げ、息を吐くと同時に腕を降ろして
           いく。息を吐きながら丹田に気を溜める意識を持つ。
           馴れてきたら、腕を上げる時に腕の動きに合わせて膝をのばし
           ていく。吐く時は腕の降ろしに合わせて膝をまげていく。
           上体が前に傾かないように膝を曲げていく。身体を落とすイメー
           ジで。無理をして膝を曲げすぎて体勢を崩さないようにします。

 「抱球ヅァン」・・・開立歩で身体の力を抜き、踵重心で重心を少し下げる。
           両腕を横から身体の前で大きな輪を作る。手の平を自分の腹側に
           向け、大きな球を抱いている形になる。身体は力を抜き、指先
           も力を抜いた自然な形で左右の指をむき合わせる。個人の体力
           に合わせて重心をさげて行う。この時、膝をまげても上体が前に
           傾かないようにします。また、曲げた膝はこころもち外へ広げる
           ようにします。なれるまでは最低でも1分を目安に行います。
           慣れてきたら、3分以上行います。

 「守丹田」・・・・・丹田に気を溜めることを意識します。


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※太極拳で大切なこと
  種類をこなすよりも気を溜めることが重要。同じものでも練習する回数が多い程、
  太極拳の真髄に近付くことができるということでした。


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※「24.白猿献果(バイユェンシェングゥオ)」

 ・左重心の馬歩で、上体を左へ回しながら、右斜め下に打ち出した拳を、下から胸前
  へ移動させる。この時左手は親指を腹に付けたままひとさし指が上になるように手
  首を回し、上体を右に回しながら右重心の馬歩になる。右拳は肩の高さ。肘は曲げ
  すぎない。

 ・更に左手首を回し、拳にして、左腰へ滑らせる。右拳は右腰へ。右足コウジャオ
  左足バイジャオで身体の向きを左(東)に向ける。左足に重心を預ける準備をして
  から右足を一気に引き寄せ持ち上げる。同時に右拳で相手の顎を下からまっすぐに
  打ち上げる。(拳の手首は曲げない)

2005年11月13日

2005年11月13日 20時55分45秒 | Weblog
陳式36式、本日のテーマは第三段「23.青竜出水(チンロンチュウスィ)」

① 「ネイシ」「ネイティン」
② ストレッチ
※ 腕の前後回し、膝回し、首回し、腹部と股関節の回転など。
③ 一年生、二年生、三年生に分かれて練習
 ※ 一年生は進歩、弓歩。手の動きもつけて。
 ※ 二年生は剣の基本「挂(グゥァ)」と「撩(リャオ)」。
 ※ 三年生は歩法と剣の復習。
    ・歩法は脚の基本練習として、チェンティートイ、ワイバイトイ、
     脚を絡めて蹴るなど。
    ・剣は第一組と第二組を通して復習。               
==休憩==

④気功
 ※昇降、抱球など。
⑤一年生・・・36式の「23.青竜出水(チンロンチュウスィ)」の基本的な動きを練習
 二年生と三年生で合同練習・・・動きの修正を中心に
⑦ 休める

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※「ネイシ」と「ネイティン」

 「ネイシ」・・・気を静めて静かに自分の体内に意識を向け、内臓の様子や
         気の様子を見詰めること。
 「ネイティン」・・・気を静めて自分の体内に意識を向け、呼吸や体内の音を
         聞くこと。

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※スポーツとファッションと本来の太極拳
  太極拳が盛んに行われるようになりましたが、点取りのスポーツ的なものや、
  格好(それらしい動きだけを求める)を追求するファッション的な太極拳が
  多くなっているそうです。いずれの場合も、内功と外功の基本の上に積み上
  げていくことが大切だというお話がありました。


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(↓ココから下の説明は前回と同じ内容です。型で区切ってみました)

※「21.被身捶(ピィシェンツィ)」

 ・両手を左斜め前(肩の高さ)に打ち出した位置から肘を回して落とし、拳背が
  床を向くようにしながら引き寄せる。この時、引き込むことを意識して、
  左重心の馬歩から右重心の馬歩になる。左拳を腹に寄せたまま右拳を右横へ
  打ち出し右腕は螺旋を意識しながら肘を落とした形で正面へ移動させる(上体を
  左へ回す)。同時に右重心の馬歩から左重心の馬歩になる。左拳は左腰まで移動
  させ、小指側が下になるように縦にする。

 「22.背折靠(ペイチャガオ)」

 ・右拳が上を向いて正面にある状態から、さらに左へ上体を少し回し、
  肩からの螺旋の反動を右拳へ伝えて右拳を下に向ける。右拳を肘から斜め上後方向
  へ勢いよく引き上げ(打ち上げ)、同時に左重心の馬歩から素早く右重心の馬歩
  になる。左肘は身体の正面にくる。右肘、右肩、頭、左肩、左肘が一直線になる
  イメージで。

 「23.青竜出水(チンロンチュウスィ)」

 ・左へ重心を移動しながら、上体を解くように左へ回し、同時に右肘から拳背で
  相手を打ち付けるように右拳を下ろす。上体は左に旋回しながら、左拳を背後から
  左へ回し出し、重心を右へ移動しながら、上体を右へ旋回させ、左拳は正面を通り
  腹へ。右拳は右腰を通り右横から正面を通り腹へ。左重心の馬歩。
 ・重心を右へ移動させると同時に左ひとさし指を右斜め下へはじき出し、右拳を撩拳
  (肘を中心にした回転を使った打ち出し方で小指側に力点を置く)で人差し指を
  はじき出したと同じ場所へ打ち出す。同時に左へ重心移動。

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※両手の動き
  ・ペイチャガオで右拳(右肘)を打ち下ろすところからは、特に左腕の動きにも
   気を配ります。右腕と左腕が一対となって動くイメージを持つと動き易くなります。

2005年11月06日

2005年11月06日 21時01分40秒 | Weblog
陳式36式、本日のテーマは第三段「21.被身捶(ピィシェンツィ)」、「22.背折靠(ペイチャガオ)」

① 一連の動作として練習
② ストレッチ
※ 腕の前後回し、腕の横旋回、膝回し、首回し、腕伸ばし、腹部と股関節の回転など。
③ 一年生、二年生、三年生に分かれて練習
 ※ 一年生は進歩、弓歩。手の動きもつけて。
 ※ 二年生は剣の基本「挂(グゥァ)」と「撩(リャオ)」。
 ※ 三年生は歩法と剣の復習。
    ・歩法は脚の基本練習として、チェンティートイ、ワイバイトイなど。
    ・剣は第一組と第二組を通して復習。               
==休憩==

④気功
 ※昇降、抱球など。
⑤一年生・・・36式の「21.被身捶(ピィシェンツィ)」、
          「22.背折靠(ペイチャガオ)」の基本的な動きを練習
 二年生と三年生で合同練習・・・動きの修正を中心に
⑦ 休める

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※「21.被身捶(ピィシェンツィ)」「22.背折靠(ペイチャガオ)」

 ・両手を左斜め前(肩の高さ)に打ち出した位置から肘を回して落とし、拳背が
  床を向くようにしながら引き寄せる。この時、引き込むことを意識して、
  左重心の馬歩から右重心の馬歩になる。左拳を腹に寄せたまま右拳を右横へ
  打ち出し右腕は螺旋を意識しながら肘を落とした形で正面へ移動させる(上体を
  左へ回す)。同時に右重心の馬歩から左重心の馬歩になる。左拳は左腰まで移動
  させ、小指側が下になるように縦にする。
 ・右拳が上を向いて正面にある状態から、さらに左へ上体を少し回し、
  肩からの螺旋の反動を右拳へ伝えて右拳を下に向ける。右拳を肘から斜め上後方向
  へ勢いよく引き上げ(打ち上げ)、同時に左重心の馬歩から素早く右重心の馬歩
  になる。左肘は身体の正面にくる。右肘、右肩、頭、左肩、左肘が一直線になる
  イメージで。
 ・左へ重心を移動しながら、上体を解くように左へ回し、同時に右肘から拳背で
  相手を打ち付けるように右拳を下ろす。上体は左に旋回しながら、左拳を背後から
  左へ回し出し、重心を右へ移動しながら、上体を右へ旋回させ、左拳は正面を通り
  腹へ。右拳は右腰を通り右横から正面を通り腹へ。左重心の馬歩。
 ・重心を右へ移動させると同時に左ひとさし指を右斜め下へはじき出し、右拳を撩拳
  (肘を中心にした回転を使った打ち出し方で小指側に力点を置く)で人差し指を
  はじき出したと同じ場所へ打ち出す。同時に左へ重心移動。

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※両手の動き
  ・ペイチャガオで右拳(右肘)を打ち下ろすところからは、特に左腕の動きにも
   気を配ります。右腕と左腕が一対となって動くイメージを持つと動き易くなります。
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※本日は小田老師が欠席されましたので、中村先生が来られました。
 中村先生、いつも楽しくわかり易いレッスンを有難うございます。感謝。