第412夜 茶の湯の道は釣りの道

2008-01-08 21:03:11 | その他
2008.1.8(火)

今日はお抹茶の接待を受けた。初釜だったのかな?

作法などすっかり忘れている(これでも大昔、ちょっとだけ習ったことがあるのです)が、そんなこたあ関係無しの茶席だったので、胡坐を掻いてゆったりと頂いた。にじり口だったっけ、腹が支えそうな狭い入口からもぞもぞと入り込むと3畳くらいの小さな茶室だった。床の間には小さな竺が掛けてあり、一輪挿しに柳のような植物が活けてあった。侘び寂びと言うのでしょうか何とも風情のある景色でした。お釜から出て来る湯気が室内の湿度を上手く保っているのか、快適な空間でもありました。

私はお抹茶を飲むのは好きなので、神社仏閣などで野点などやっておりますとついつい寄ってしまいます。
私の釣り兄弟の1人に茶の湯のおっしょさんがいますが、未だ御点前をして頂いたこともないし招待もないです(いや、決して要求している訳ではありません)。

ある人が、茶の湯の真髄は一期一会の精神だと仰っていた(そう言えば、釣友おっしょさんのブログも『一期一会』というタイトルだ、成る程なあ)。一期一会とは、その相手、この時空と全身全霊で向き合うことらしい。哲学だなあ。
茶席にひと時、背筋を伸ばして座ることで、見過ごしていたものに気付くという。風の匂い、花の色、空の高さ、少しだけ世界が違って見えて来るそうです。きっとその時々の季節感を敏感に感じるのでしょうね。
30年くらい前、岡倉天心の『茶の本』を読んだが、内容は忘れてしまった。こんなことが書いてあったのかな。

そういう意味で言えば、釣行も季節感をばっちり感じ取ることが出来ますし、無心になってお魚さんと向き合います。私は釣行の度に哲学しているんですね。

1月3日の夜釣りの時、何年振りでしょうか、見事な流れ星を見ました。流星群じゃなくて、たった一筋の流れ星、皆さん最近見たことありますか?一瞬のことでしたが感動しました。まあこれは季節感とは関係ないようですが。

そうかぁ、『茶の湯の道は釣りへの道と見つけたり』字余り。

1月8日、今日の暦
・新月、雑節等
・左義長(どんと焼き・どんどん焼き)、10日、15日に行う地方も多い。
・平成スタートの日、日本最初の元号「大化」以来247番目。
・ロックの日、エルヴィス・プレスリー、デビット・ボウイの誕生日。
・外国郵便の日、1875年(M8)外国郵便の取扱いが始まる。
・初薬師
・正月事納め、正月の各種行事・飾りを終える。
・勝負事の日、(1)か(8)か、語呂合わせで制定された。
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする