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世界変動展望

私の日々思うことを書いたブログです。

大学入試で総合型試験導入など絶対やめろ!センター試験を廃止しろ!!

2011-11-25 23:56:28 | 政治・行政

大学入試センターが読解力や推論力・分析力を問う「総合型試験」の導入の可否を、4年後までをめどに検討するらしい[1]。推薦入試、AO入試で大学生の学力が低下しているため検討しているらしい[1]。同試験は法科大学院の適性試験をベースに問題が検討されるという[1]。

はっきりいって、こんな試験改悪は絶対にやめてもらいたい。なぜなら、こんな試験は受験生たちに今のセンター試験以上に何の役にも立たない努力をさせることになるからだ。法科大学院の例を見ればわかるように、適性試験の能力など何の役にも立っていない。中央大学のように適性試験を考慮しない大学院すらあるように、重要なのは入学後等、将来進む分野に直結する能力であり、何の役にも立たない勉強を無理やりやらせるのは無駄であり、受験生もやる気がでないだろう。彼らがかわいそうである。適性試験で主に選抜された法学未習者の司法試験受験生が既習者受験生よりかなり合格率が悪いように適性試験の能力など何の役にも立たないことは証明されている。適性試験の勉強をさせるより、理系に進む人たちに将来使うであろう数学や英語の勉強をさせた方がよほど有益だし、受験生もモチベーションが保てるだろう。

そもそも今のセンター試験ですら私は廃止を主張している。数学や英語の能力を問うているが、高得点には数学等の能力よりセンター試験固有の事務処理的な能力が必要で、数学者ですら数学の問題を時間内に処理するのが難しいと新聞で読んだことがあるし、私もセンター試験の問題を見て、数学能力とは関係ない固有の事務処理能力が要求されている様を感じ、こんな試験なら廃止した方がいいと思った。

センター試験やその前身である共通1次試験は大学ごとの個別入試だけだと難問・奇問が多くなり、受験生の健全な学習の妨げになるという発想から生まれたものだ。確かにそれで難問・奇問は一掃されたが、上で述べたような問題を作り出した。そもそも、難問・奇問を一掃したければ、各大学がそういう問題を出さなければいいだけだ。今の2次試験の質で問題を出せばいいだけだと思う。

また、受験生の学力低下を防ぎたいなら、推薦入試やAO入試を廃止するのはわかるが、なぜ総合型入試を導入しようとするのかわからない。単に一般入試の枠を増やせばいいだけではないか。何の役にも立たない総合型試験の能力をもとに選抜を行うよりずっといい。

思えば、時代が進むほど試験は受験生にとって嫌なものに変化していく。例えば大学入試は最初は大学ごとの個別試験しかなかったのに、共通1次試験、センター試験の導入で受験勉強の負担が増えた。文系の人は数学や理科、理系の人は国語や社会など、苦手でやりたくもない勉強を大学入試を突破するため、しぶしぶ勉強するはめになった。さらにセンター試験は文系の人は社会が2科目中1科目選択から2科目必須、理系の人は2科目中1科目選択から2科目必須と負担がさらにきつくなり、数年前に英語でリスニングの試験が導入され、さらに負担が増えた。ほとんどの受験生がやりたくないと思っていただろう。

文部科学省はなぜこんなにも共通試験とか受験生の負担増に拘るのかよくわからないが、おそらく受験生のためにこういう制度を実施しているわけではなく、自分達の理想とする勝手な教育像を実現するために自己満足でしかない制度を導入するのだろう。

こういう制度変遷を見ていると、昔の人ほど昔に大学受験を突破してよかったと思うだろう。総合型入試の導入など絶対にやめ、センター試験を廃止し、今の2次試験の質のまま昔の個別入試だけかす制度にすべきである。

参考
[1]毎日新聞 (web) 2011.11.25


野田佳彦氏、第95代内閣総理大臣に!

2011-08-30 14:15:29 | 政治・行政

本日衆参両院で内閣総理大臣の指名選挙が行われ、衆参両院とも民主党代表の野田佳彦氏を内閣総理大臣に指名した。これにより、第95代内閣総理大臣に野田佳彦氏が選出されることになった。正式には天皇に認証された後に就任となる。今日の夕方頃には野田政権が発足する見通し。

野田氏にはがんばってよい政治を行ってほしい。


小沢一郎氏、強制起訴!

2010-10-05 00:00:00 | 政治・行政
小沢一郎氏の資金管理団体「陸山会」の土地購入をめぐる事件で、政治資金規正法違反の疑いで小沢一郎氏が検察審査会の決定により強制起訴されることになった。世論としては起訴相当だろう。今回の検察審査会による強制起訴は市民感覚を反映したできごとといえる。

しかし、小沢氏は本当に有罪なのだろうか。検察は2度も小沢氏を不起訴とした。有罪の立証ができないからだろう。今回の検察審査会の決議はそこのところをどう考えているのだろう。確かに、起訴の決定に市民感覚を反映させることは重要だと思う。しかし、それ以上に重要なことは無罪の人を起訴してはいけないということだ。無罪の人を起訴するのは大変な人権侵害だからだ。

有罪の立証可能性を考慮することなく、「小沢氏が不起訴になるのはおかしい。」という感情論を優先させて起訴するのは単なる人権侵害であり、間違いである。起訴の決定に市民感覚を反映させるのは結構だが、無実の人を起訴するという誤った判断だけはしないように努めてほしい。

小沢一郎、民主代表選に出馬!

2010-08-28 00:00:00 | 政治・行政
民主党の小沢一郎が来月行われる民主党の代表選に出馬するという。出馬は自由だが、これで彼が代表となり総理大臣になったら政府の支持率はまた急降下だろう。先の参議院選は小沢・鳩山の不祥事で負けたところが大きいのにこれで小沢氏を代表にするというのは政権を任されている政党として自殺行為とさえ思える。これで小沢氏が代表になったらかなり驚きだ。

消費税率を維持するために高額所得者の所得税率を上げるべきか?

2010-08-10 00:00:00 | 政治・行政
共産党の議員の主張で「民主党が先の参議院選挙で大敗したのは消費税増税に国民が反対したからだ。所得税率を元に戻し、とるべきところから税金をとって消費税を増やすべきではない。」といったものを聞いた。

しかし、所得税率を元に戻すのは私は反対だ。今でも年収1800万円超の人は40%の税率となっている。1980年ごろまでは年収8000万円超の人は75%も税金として取られていた。これだけとられたらいったい誰のために働いているのかわからなくなる。せっかく働いたお金のほとんどを合法的に奪われ、公共事業やら教育といったものに使われる。一生懸命働いても自分の利益にならないなら、ほとんどの人はきちんと働かないだろう。ほとんどの人間はマザーテレサのように「他人のために働くことが生きがい。」と清く考えていないのだ。

高額所得者の所得税率は昔に比べればずいぶんよくなった方で、昔は著しく酷かった。それをまた元に戻すというのは反対だ。年収1800万円超の人などほとんどいないだろうが、それでも働いた人がきちんとそれに見合った対価を受け取る仕組みを維持することは重要である。

拉致された人は生きているのか?

2010-07-23 00:00:00 | 政治・行政
金賢姫元北朝鮮工作員が来日し拉致被害者に対して「必ず生きています。希望を持って頑張ってください。」と伝えたらしいが、本当に生きているのか?私は少なくとも確証はないと思う。適当に希望を持たせるようなことを言って被害者を騙すのは許せない。

例えば末期がんで助からない患者が宗教をやると、たまに牧師等の宗教家が「信じれば必ず救われます。」などと嘘を言うが、こういう事を私は許せない。苦しんでいる人が「神様を信じれば救われる。」「信仰すれば救われる。」と思い信仰して、苦しみから逃れられるはずがない。苦しくてたまらない人に向かって「信じれば救われる。」なんて本気でいったら、「バカな事を言うな!」といって怒鳴られるだろう。

真剣に悩み苦しんで精神的にボロボロになっている人に対して、適当な嘘をいって救われるかのように装うことは、その人を非常にバカにしているし、心を踏みにじっている。

金賢姫元北朝鮮工作員が来てどれほどのことがわかるのかわからないが、たいした確証もないのに適当な事を言わないでほしいと思う。

参議院選で落選した千葉景子法務大臣は辞職すべき!

2010-07-14 00:27:19 | 政治・行政
先の参議院選挙で千葉景子法務大臣が落選した。民主党は現職の閣僚までが落選してしまった。しかし、千葉景子は法務大臣を続投するというのだ[1]。

読売新聞によると、『首相は13日夜、首相官邸で記者団に「そう遠くない時期に代表選もあるので、それまで(続投を)お願いした。議員でなくても適任者であれば大臣になれる。千葉氏は法曹出身でもあるので、十分責任を果たしてもらえる」と述べた。

内閣総務官室によると、記録が残る1953年以降、現職閣僚として臨んだ国政選挙で落選したのは、千葉氏を含めて15人。このうち、落選後も閣僚を続けた例としては、53年の参院選で落選した林屋亀次郎国務相の27日間が最長だ。千葉氏が9月まで続けると、最長記録を更新する。

千葉氏の法相続投について、政府・与党内では「失政があって落選したわけではない」(民主党幹部)などと冷静に受け止める声が多い。一方で、「落選議員の続投は民意の軽視だ」との批判も出ている。[1]』

確かに国会議員の資格は大臣の必要資格ではない。しかし、国民が信任しなかった人物を大臣として続投させるのは不適切だ。それに私は千葉景子に国会議員や大臣の資格はないと思う。

先の参議院選挙で千葉景子が落選した原因はいい加減な選挙運動のためだ。千葉は閣僚だから選挙で有利と判断し、選挙運動をあまり行わなかったし、民主党もあまり助力しなかった。自分の有利な立場からあまり選挙運動しなくても当選するだろうと選挙を甘く考えていたことが敗因だ

はっきりいって千葉景子のような人物は落選して当然といえよう。国会議員を志す者は、自分が有利だろうと不利だろうと、真剣に政策等を国民に訴えて賛同を得るように努めなければならない。それが選挙運動というものだ。閣僚だから有利なので選挙運動をあまりしなくても当選すると甘く考えているような人物は国会議員や大臣として失格である。そうした態度は選挙をばかにしているし、国民をなめているとさえいえる。どの候補者もみんな真剣に選挙運動をしている。そんな中で千葉景子のように甘く考えていい加減な選挙運動しかしない人物をみたら、みんな腹がたつだろう。

この人は法務大臣としてもたいして仕事をしていない印象も受ける。夫婦の選択的別姓制度の民法改正案など女性大臣だから積極的に取り組んでいる事はあるが、夫婦別姓制度など優先順位は低い[2]。司法試験制度や取調べの可視化などもっと喫緊の課題を積極的になんとかしてほしかった。

国会議員であることは大臣の必要資格ではないが、国民に信任されなかった以上千葉景子に法務大臣の資格はない。菅首相は「千葉氏は法務大臣として適任だし、法曹出身者なので責任を果せる」というが、選挙をなめていい加減な選挙運動しかしなかった人物は大臣としても国会議員としても不適格者であり、大臣を続投すべきではない

千葉景子の選挙運動をみたら、政治家としてのやる気がないと判断されても仕方がない。国民は大事な国政をやる気がない人物に任せたいと思わない。だから千葉景子は落選した。私は菅首相の考えに反対だし、理解できない。

千葉景子は直ちに法務大臣を辞めるべきである。

参考
[1] "千葉法相、「落選後も続投」閣僚の記録更新か" YOMIURI ONLINE 2010.7.13
[2] 民主党が導入を検討している夫婦選択的別姓制度は時事通信社の世論調査(2010年3月実施)によると、賛成が35.5%に対し、反対は55.8%。民主支持層で賛成が33.6%(反対が59.4%)、自民党支持層で賛成が24.3%(反対69.3%)である。

国民の多数は夫婦別姓制度を望んでおらず、優先順位は低い。先の参議院選で夫婦別姓制度導入を主張する民主党が敗れ、導入に慎重な姿勢を示している自民党が躍進し、ねじれ国会になった現状を考えると、夫婦別姓制度はしばらく導入されないだろう。