廃線跡を歩く(羽村山口軽便鐵道) Vol.2


今回は安全な場所ばかりと踏んでいたので、娘も同伴しての移動です。この様な探索を行う為には、なるべく早く出発した方が良いのですが、電車に乗った時点で昼を廻っていました。この出遅れた事が後に大きな障害となって現れる事になるとはつゆ知らず・・・。



この地図の中央左右に横切る青い破線、東京水道と記されているのがこの廃線跡その物なのです。現在でも敷地内には水道管が敷設されているので、管理は東京都水道局となります。残念ながら途中にどうやっても辿る事が出来ない横田基地がありますが、この間は某軍事大国によって完全に再開発されてしまい痕跡も何も無いそうですから、ここは迂回する事になりそうです。



今回は羽村駅周辺で軽く昼食を済ませた後、青梅線との交差地点から村山貯水池を目指す事としました。本来の出発点は多摩川の河川敷なのですが、情報によると遺構らしきものは全く存在しないという事だったので、今回は時間の関係もあり諦めました。



跡地はここ以降横田基地までは遊歩道となっています。




軌道が現役だった頃は、この辺り一面ただの野原だったはずです。当然、この様な公団住宅も存在しなかった訳で・・・。廃止後の年数の割に廃線跡が全く消滅しなかったのは、やはり水道局の管理下にあったからなのではないかと考えています。



その痕跡は、普通の自動車道路にも現れています。道路の舗装の一部に線状に軌道に沿った痕跡。



遊歩道は車両の進入による迷惑行為を避ける為、起伏が付けられたりしているのです。昔はこんな路地にでも平気で入り込んで騒音を立てている輩がいましたねぇ・・・。



レール、、、だけど隣接した工場のクレーンのものだった(笑)。



ここに来て行く手を阻む様に会社敷地となっています。しかし、不思議なもので軌道跡の上には直接建物が建てられていません。



反対側から見るとこんな感じ。建物の間をすり抜ける様な軌道跡。もしかして、ここの会社員の中に廃線愛好家がいる??   訳ないか(笑)。



しかし、軌道跡がたどれるのも横田基地まで。この先は某軍事大国の管轄・・・、やむを得ず迂回を強いられる事になります。実にその距離は3.8km、本来の距離1.5kmの倍以上、果たして娘はついて来られるのだろうか・・・


つづく


Editor CABEZÓN


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