時代を読む

<<注意>>
本記事には昆虫のイラストが沢山掲載されています。
当記事によって気分を害しても責任は取りかねますのでご了承を。




昨日、実家で懐かしい昆虫図鑑を引っ張り出す機会がありまして・・・。CABEZÓNが子どもの頃から親しんだ昆虫図鑑なのですが、現在の視点で見ると、おおよそかけ離れた感のある当時の生活の一部が見えてくることに驚きました。まず第一の驚きは、自然界でほとんど見られなくなった昆虫が、ごく当たり前の存在として沢山掲載されている事です。ほたるがりも当時は、ごくごく普通に行われていたものなのでしょう。



街灯も当時は白熱灯が主流でした。昨年末、省エネの一環として、国内での白熱灯の生産中止が発表されたのも記憶に新しいですね。CABEZÓNは、物心着いた頃からこの白熱灯の街灯を見つけると、この昆虫図鑑のことを想い出していました。兄弟同士で、「蛾の集まる街灯」などと呼んで・・・。



石油製品が主流になる前は、虫かごも竹細工でした。現在は、工芸品としてであれば見ることが出来そうですが、値段がはりそうですね。人件費が今ほど高くなかった時代だったからこそ可能だった製品だと思います。その横にある、かやのいれものって・・・、かやそのものが家庭から姿を消してどのくらいになるのでしょう。



として見逃せないのが、このページ。汽車をとめたヤスデと銘打って紹介されたイラスト、当時の鉄道車両の象徴はやはり蒸気機関車。残念ながらCABEZÓNは東京生まれの東京育ちなので、現役時代の蒸気機関車の記憶は無いのですが、それでも蒸気機関車は当たり前の存在であった事が良くわかります。現在は、スローライフ・スローフード等と、自然との調和を求める声が強くなっていますが、この頃はそれが当たり前でした。便利な生活に慣れてしまった現代人が求めているそれがここにあります。しかしながら、環境を含めて取り返すことが出来ないものも沢山あることに気がつく必要があるのかも知れません。


Editor CABEZÓN


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