星のひとかけ

文学、音楽、アート、、etc.
好きなもののこと すこしずつ…

犠牲の影で・・・

2005-01-15 | 文学にまつわるあれこれ(ほんの話)
写真は、「コンサート・フォー・ジョージ」のDVD。

今夜は、仕事と学業の調べもののために、ずっとPC検索をしながらTVをつけていた。
「MUSIC AWARD」をやっていて、(She loves you, yeah yeah yeah♪)と聞えて来たので見たら、モノクロの若きLennonやGeorgeが歌ってた。そのジョージのお顔が、ウチにあるDVDの中で映っていたジョージの息子さん、ダーニそのままで、DVDの時にも本当にそっくりだと思ったけれど、若きジョージがギターを高い位置で抱えて、ニッコリ笑うように前歯を見せて歌う表情や、つんのめるように前のめりに首を振る所や、もう<生き写し>で、、、再び感極まってしまった。父から息子に遺したもの、、、最近本当に涙腺よわいな、、、。

音楽の話ではなくて・・・その後、TVは「ETV特集」へ。
高村薫さんが阪神大震災について語っていた。<死>の体験が作家の方向を大きく変えることはある。<死>に報いるような作品を書きたい、と思う気持ちもわかる。
ならば、何が<報いるテーマ>であるか、何が<復興>につながるテーマであるか、、、、その問いは自分の心の中に置くとして、、、

阪神大震災では決して起きなかった事が、今度の津波災害では起きている。。大災害のさ中、孤児を人身売買する・・・そんな事が起こる国の背景にあるもの、、、。本当にいたたまれない。文学がますます遠のいていく、、、。

だからこそ、MONTBLANCのような活動が必要なのだともわかる、、、それにしても、余りにも悲しい事実。。