La Balconista

園芸・食べ物・日常のあれこれ、たまには硬派なことを。

国会中継

2013-05-15 | Weblog
たまたまテレビを付けたら国会審議が始まったのでしばらく見ていた。
今日の国会審議はなかなか見どころが多かった。

首相は、TPP参加に関し、日本の主張が受け入れられなければ参加しないと明言しなかった
交渉に臨むまでは日本の主張を理解してもらえるよう努力はするけれど、交渉の結果については責任を持てないと言わんばかり。

また与党の回答者は「何が聖域なのか?」というシンプルな質問に対し、「交渉の手の内を明かせない」という理由で明言しなかった
アメリカは、保険や自動車について自国の利益を守りたいとはっきり態度を示しているのに。

質問者は「例えば、米や麦など主要品目の関税が守られるのならば、参加やむなし」と考える国民も多いが、何も決まっていないのでは納得できないと指摘。
「公約を守ります・がんばります」と言いつつも、結果的にダメでした、日本の主張は通りませんでした、ということになるのではないか。

挙句の果てには、民主党がさっさと交渉に参加しないから日本の条件を通すのが難しくなったと言い出す与党議員も。
民主党時代に参加を表明しても、交渉の難易度は今と全く変わらないのが正しい認識だそうだ。

物議をかもした『慰安婦』問題についても、首相からは「戦争中においても必要なものではなかった」という発言はなかった
2007年の第1次安倍内閣の閣議決定では、「女性を連行して慰安婦にしたという証拠がない」となっているそうだ。
それじゃ、韓国を始めとして賠償を求めている人たちの訴えはでっちあげだと言うのか。
記録が無ければ事実ではないのか(慰安婦名簿でも作っておけということか)

与党議員の中には「あの発言はタイミングが悪い」と言う人もいるそうだ。
タイミングされ合っていれば、発言の内容は間違っていないということか。
あきれる。

野党の質問者は、とてもハキハキと論点を明確にして質問しているのに、首相の答弁は、のらりくらり言葉尻を濁してばかり。

長時間見ると気分が悪くなりそうでテレビを消した。

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質問者
* 生活の党:平山氏
* 共産党:井上氏
* みどりの風:舟山氏

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