「虚庵居士のお遊び」

和歌・エッセー・フォート 心のときめきを

「青き目の アガパンサス」

2010-07-25 12:48:45 | 和歌

 今年もまた「うつろ庵」の庭に「アガパンサス」が、花茎を長く伸ばして沢山咲いた。

 アガパンサスの花穂が揺れる様を見ていると、額の汗も忘れさせて呉れる。夕暮れ時には、テラスの
椅子に腰を下してビールを飲むのが愉しみの一つになったが、椅子からの目線ではアガパンサスを仰ぎ見るので、青い目の女子学生に囲まれた気分だ。






 市民大学の講座、山形大学での学生との対話会、蓼科での懇親ゴルフ会、東大での学生とのフリー
トーク等々が重なって、ブログの更新が侭ならない間に、アガパンサスは花時を終えて実を結んだ。
東京の高層マンションに住む孫のりかちゃんが来たら、アガパンサスを一緒に見たいと願っていたが、
今年はお預けとなった。代わってブルーベリーの実が熟しているので、小さな手で摘み取ってお口に入れたら、何と言うだろうか。 ばば様のお愉しみの一つだ。 






            背の高き花茎すらりと立ちあがり

            笑いさざめくアガパンサスかな


            夕暮れのテラスの椅子に腰下し

            涼めば花穂のささやき聞くかも

            
            テラスからアガパンサスを仰ぎ見れば

            酔ひにけらしも 目青き 乙女ら