「でっこり ぼっこり」と「つみきのいえ」

でっこりぼっこり 価格：￥ 1,260（税込） 発売日：2009-08

つみきのいえ 価格：￥ 1,470（税込） 発売日：2008-10

MOEの絵本や大賞で、評価の高かった２作をゲット。
つみきの家は、なにしろ大賞だ。
うちの子の学校でも、よく読み聞かせられている模様。
たしかに、ノスタルジーあふれる物語。
大人にとってのノスタルジーが、子どもにとっては発見の物語でもあるという重層性というか、位相のズレというかがおもしろい。ぜんぜん別の観点で、大人も子どもも楽しめるのだ。
「でっこり　ぽっこり」は、ツッコミ所満載の（つまり楽しい意味で、設定上の余白の多い）アッパー絵本だ。
これは、朝には向いているかも。
なんとなくどんよりした日、たまたま読み聞かせの当番だったら、持っていって読むかもしれない。それほど時間はかからないし、一日にのはじまりにふさわしい楽しい気分になれるかも。

しかし、作品の「余白」を利用して、ちょっと付加価値をつけたいところだなあ。
「きょだいじん」が一人ではなくて、きょだいじんの街があるとか……と妄想が広がる良絵本。