川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

Amazonランキングで自著と「1Q84」が一瞬、並んでいるかもしれない(ロングテールではなロングテ

2010-04-25 23:53:39 | 日々のわざ
R0012560写真は、特に関係ないです。
カシノさんのブログをひさしぶりに見ていたら、Amazonのランキングを仕組みを解明している人がいるのを発見し、楽しく読んだ。

慶応大学の服部哲弥さん。

http://web.econ.keio.ac.jp/staff/hattori/amazonj.htm

Move-to-front規則と呼ばれる、文字通り、「売れたら、その瞬間に先頭へ」という恐ろしく単純なアルゴリズムでモデルをつくると、実測とかぎりなくそっくりさんになる、と。

著者ってやつは、ぼくが知る限り、時々、自分の本のことを検索してみたり、Amazonの売り上げを気にしてみたり(ほかに指標がない!)するもので、ランキングの挙動は、よく見ているので、そのリクツは実に納得。
当然ながら、ぼくには追い切れない部分もありつつ、大つかみはできる説明に感謝です。

その上で、そっかー、ぼくの本も本の一瞬、だけ1位になったり、「1Q84」と並んだりしているのだなあ、と考えると感慨深い。

もっとも、ランキングが1時間ごとの更新であることを考えると、そういった1位とか、「1Q84」のお隣さん状態で表示されるのは、単に可能性がないわけではないという程度のこと。
実際には、軽く重み付け計算されている可能性も指摘されているので、だとしたら、もっとありえなくなる。

というのは、個人的な感慨で、実際のところ、服部さんの議論は、観測データ1年分!から、Amazonがよく言われている「ロングテール」ビジネスではなく、徹底的なベストセラー依存であることを導き出す。

そっちの方が、本来なら目から鱗の話なのだが。

最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
>Move-to-front規則 (sionoiri)
2010-04-26 06:23:41
超整理法押し出しファイリング(藁)
そりゃそうだ。
返信する
お名前の件、失礼いたしました! (カワバタヒロト)
2010-04-26 10:35:23
さてさて、Twitterで、

>曲線の傾向から順位が高いアイテムの売り上げ頻度が予測できるとして、順位が低いアイテムの売り上げ総額積分と上位アイテム売上額と比較をしないとロングテールの反証になってないはずです

とのmentionがあったので、
http://web.econ.keio.ac.jp/staff/hattori/amaznj4.htm
このページを紹介しておきました。
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。