金曜日のこと。
なんだかよく分からんうちに、岡山大学の津田さんに誘われて、マジカルミステリーなバスツアー。
新橋駅前第一ホテルを出発して、こちらは板橋区。
中山道陸橋。
地面の上、陸橋、さらに首都高の三層構造。
空気は汚れ、ぜんそくの多発地帯だそうな。
大気汚染の疫学についてのシンポジウムと勉強会に連動したツアーだったのだけれど、びっくりするわ、勉強になるわ。
中山道陸橋の空気は、ほんの15分いただけで、のどがいがらっぽくなってくるほど。
で、問題はここだけがひどいというわけでなはくて、日本の大気汚染は、先進各国でも破格なものらしい。
なにしろ、大気汚染の環境基準が1973年以来、据え置きになっているだけでなく、一部では緩和されている(NOx)そうで、今のEPA基準や、WHOのガイドラインに遠く及ばないらしい。
最近になって、格別な害が分かってきたPM2.5については、基準そのものがない。
どうにかしてよ、っわけです。
午後の研究会では、既存の「静岡コホート」を活用して、21世紀の今時点の日本の大気汚染の健康影響を評価した若手研究者の発表があざやか。まだ予備考察的な段階だけれど、インパクトのある論文になりますように。
この4月からFETP-Jに参加する、放射線医さんとも出会う。実は津田さんから言われて「エピミック」のゲラを読んでくださっていたとのこと。この出会いは重要かもしれず、今後、「エピデミック」のスピンオフ小説を書くことがあったら、またいろいろ聞かせていただきたいと希望。
なんだかその方向で検討中>カシノさん。
ぼそっと言っておくと「エピデミック」、やっと二刷りが決まりました。
さらにEPI-infoの日本語化を手がけている山本さんとも挨拶したり、うれしかったのでした。
あと大気汚染裁判の関係者で「文系」研究者との「研究文化の衝突」のようなやり取りが楽しかったり、たいそう充実した一日でした。
なんだかよく分からんうちに、岡山大学の津田さんに誘われて、マジカルミステリーなバスツアー。
新橋駅前第一ホテルを出発して、こちらは板橋区。
中山道陸橋。
地面の上、陸橋、さらに首都高の三層構造。
空気は汚れ、ぜんそくの多発地帯だそうな。
大気汚染の疫学についてのシンポジウムと勉強会に連動したツアーだったのだけれど、びっくりするわ、勉強になるわ。
中山道陸橋の空気は、ほんの15分いただけで、のどがいがらっぽくなってくるほど。
で、問題はここだけがひどいというわけでなはくて、日本の大気汚染は、先進各国でも破格なものらしい。
なにしろ、大気汚染の環境基準が1973年以来、据え置きになっているだけでなく、一部では緩和されている(NOx)そうで、今のEPA基準や、WHOのガイドラインに遠く及ばないらしい。
最近になって、格別な害が分かってきたPM2.5については、基準そのものがない。
どうにかしてよ、っわけです。
午後の研究会では、既存の「静岡コホート」を活用して、21世紀の今時点の日本の大気汚染の健康影響を評価した若手研究者の発表があざやか。まだ予備考察的な段階だけれど、インパクトのある論文になりますように。
この4月からFETP-Jに参加する、放射線医さんとも出会う。実は津田さんから言われて「エピミック」のゲラを読んでくださっていたとのこと。この出会いは重要かもしれず、今後、「エピデミック」のスピンオフ小説を書くことがあったら、またいろいろ聞かせていただきたいと希望。
なんだかその方向で検討中>カシノさん。
ぼそっと言っておくと「エピデミック」、やっと二刷りが決まりました。
さらにEPI-infoの日本語化を手がけている山本さんとも挨拶したり、うれしかったのでした。
あと大気汚染裁判の関係者で「文系」研究者との「研究文化の衝突」のようなやり取りが楽しかったり、たいそう充実した一日でした。
エピデミック 価格:¥ 1,995(税込) 発売日:2007-12 |
http://www.yomiuri.co.jp/science/news/20080324-OYT1T00715.htm
害があるか調べましょうと悠長な事を言って、やっぱり害がありますね、ではどこまで規制すればよいかと、話し合いを始めるところですものね、政府内のPM2.5の進捗状況は。
でもポスト新長期はそれなりに欧米より厳しいか匹敵してます。
http://mitsui-adblue.jp/environmental/diesel.html
過去のクルマを如何に廃車にするかが課題
http://www.pref.kanagawa.jp/kenzei/zeimu/reiki/reiki_honbun/g2010263001.html
こういうところにも租税特別措置
http://www.env.go.jp/guide/budget/h20/h20juten-2/03.pdf
それにしても、自動車からの排出レベルとしては世界最先端が実現できるのに、実際の汚染レベルが下がらないというのが困ったことです。
結局、車が走り過ぎってことなのですね。
「新長期」適合の車だけになったとしても、今と同じだけ道路を走らせたら、結局はだめってことなんでしょうか。
ちなみに、読売の報道ですが、環境省の記者発表にはないですね。
調べていたら、こんながっつりした文献調査pdfがアップされているのを見つけましたが。
http://www.env.go.jp/air/report/h19-11/index.html
ちょっと前に道路公害主導で水素自動車とメタノール自動車のブームがあった。
そりゃ白金がこんなに値上がりしては燃料電池なんてどうしようもありませんわっていうのは良く判ってますけど。
でも地球温暖化のほうが声が大きくなったからバイオエタノールとバイオディーゼルに乗っ取られてしまった。
でも、この子達も十分な触媒や後処理がないと綺麗な排ガスにはならない。
政策誘導という点では電気自動車があるにしても、電池のリサイクルがどうなるのか?いまだって、鉛蓄電池の放棄もあるし、リサイクル現場の労災もある。
でも、車はまだマシなんですが、ちょっと前まで自家発電に大気汚染防止法の十分な網が掛かってなかったり。
http://www.env.go.jp/hourei/syousai.php?id=4000091
原子力の方が、ダムより火力よりやさしいと、偏見をもっている人間の言うことですから、割り引いてくださいね。
で、中山道陸橋、つまり大和町交差点ですけれど、学生時代にこの近くに嫁が下宿していたので、頻繁に通りました。この交差点は本当に空気悪くて最低ですよね。やっぱり空気悪いのは体に良くないですよ、という結果が認められたということですか…。まあ、これも良かったというか遅すぎるというか、複雑な気分です。
ガソリン、値下がり確定ですね。まったくもう。
カシノさん、もろもろ複雑ですが、気を長くお待ちください。いずれ、かならず。