川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

"Say Hello"と"The Haunted House"

2009-10-28 21:14:56 | ひとが書いたもの
多忙につき、言葉数の少ない絵本ばかり読み聞かせる。

Say HelloSay Hello
価格:¥ 1,507(税込)
発売日:2008-06-10

仲間はずれになっていると感じている子にとって、難しいこと考えずに言えばよい魔法の言葉について。
Hello!
たしかに、そこからすべて始まるね。

The Haunted HouseThe Haunted House
価格:¥ 1,728(税込)
発売日:2008-10-03

お化け屋敷引っ越したかわいい魔女さんが、おばけを捕まえて、洗濯して、干して……というキュートな話。
これは読み聞かせじゃなく、子どもに読んでもらった。
niceとか、めちゃくちゃ基本的な言葉を読めないくせにghost がわかったりする。なんなんだ。
あとusefulをどう読むか、二人でケンカしている。

なお、この絵本、著者の名前が日本的と思ったら……
やはり、翻訳本でした。
海外で売れる日本の絵本ってわけですね。

いや、逆だ。
ジャパニーズだけど英語で書いている著者の逆輸入絵本。
おばけやしきにおひっこしおばけやしきにおひっこし
価格:¥ 1,470(税込)
発売日:2009-10


Valueについて考える

2009-10-28 18:15:39 | 保育園、小学校、育児やら教育やら
20091028schoolvaluesessionうちの学校は校長が替わって3学期目。
前の校長が16年も勤務したがゆえにたまったよどみのようなものを、今一気に刷新しているという雰囲気がある。
先学期から引き続いて、スクールカルチャーや、学校における大切な価値について、再定義する主旨のアンケートやら、ワークショップがしきりと開かれる。
今回のもその一環。
これはコミュニティ(保護者)が考える学校におけるValue。アンケートで頻出する言葉をピックアップしたもの。
きょうはさらに突っ込んだ議論をしたい保護者があつまり、これを見つつ突っ込んだセッションをするというもの。

7時スタートでだいたい30人くらい。うち男性7名。
まずキャラハン校長による前説があって、ほかにジェニー、ジニー、メイの3人の中心的教員も参加。
それぞれが主催する4グループに分かれ、ぼくは「学校における学習環境をよりよくするために重視すべき価値とは」「人が学ぶ時に必要なもの大切なのものは」というふうなサブループに割り当てられた。

ルーム10にうつって、それぞれが、まず自分の体験として、どのような時に、学習体験がポジティヴになるかを語る。その際、2から3人のサブサブグループに。
先生のパッションに触れたときだ、と言う人。
コネクトしている感覚をいだけるとき、と言う人。
セキュアーだと感じられるとき、と言う人。
期待されている、誇りをいだける、という状態が大事という人。
ぼくは、「差違を認め合える環境」などと適当なことを言っておいた。

さらに、今度は、学校の中での様子、それもポジティヴな学習が行われているような雰囲気の各アクティビティの写真が配られ、そこから、キーワードを抽出していく。
楽しいとか、冒険的とか、セキュアとか、friendshipだとか、セーフティだとか、カルチュアルダイバーシティとか、協力だとか……。
写真は教室やら、遠足やら、運動会やら、キャンプやらいろいろ。マオリのカパハカグループもいたっけ。

 そして、それらのキーワードの中で、共通するものを各サブサブグループの結果から照合。
 その上で各人、「もしも5つだけ選ぶなら」という前提でキーワードを書いていく。
 
 これで作業完了。
 キーワードは学校側で集計して、羅針盤としていく、いう仕組み。
 とはいっても、このキーワードとなるバリューを煮詰めて、最終的な5つに決めているのはまだまだ時間がかかりそう。
 丘陵地帯の5つの丘にみたてたバリュー、というふうな形持って行きたいらしい、別の方面から聞いた。