星と半月の海 価格:¥ 1,680(税込) 発売日:2006-12-01 |
そこで、あらためて紹介します。
装丁は、アンリ・ルソー風。わりと書店でも目立つようで、それもメリット。
なお、立ち読み版は、こちらからダウンロードしてくださいませ。PDFがいきなり落ちて来ます。
さて、内容ですが……
小説現代に時々書いていた動物関連小説をまとめたものです。
各作品についてショートコメント。
「みっともないけど本物のペンギン」
絶滅したはずの謎のペンギンを追います。主人公は動物園の飼育係。
「星と半月の海」
オーストラリアのジンベエザメ研究者と日本人獣医のチームが、ジンベエザメの回遊の秘密に迫ります。舞台はオーストラリアのニンガルーリーフ。
「ティラノサウルスの名前」
古生物研究者が主人公。恐竜展の会場に現れた謎の「恐竜ファン」が、「ティラノサウルスの名前」を脅かします。
「世界樹の上から」
別の短編で出てきた、二人の女性が主人公。西オーストラリアの「世界樹」にのぼる話。書き下ろしです
し。
「パンダが町にやってくる」
「ペンギン」の主人公だった飼育係が、今度はパンダ飼育に挑戦。可愛いパンダがうちに秘める野性とは?
「墓の中の生きている」
マダガスカルをモデルにした「M島」にて、解剖学者が神秘的な冒険に巻き込まれます。生命のLUCA(Last Universal Common Ancestor,生命の共通祖先のこと)をめぐる、ちょっとした神秘体験。
動物小説というと、最近ではあまり多くは書かれていないと思うのですが、これまでにないテイストのものに仕上がっていると確信しています。
生き物好きは是非!ってかんじです。
特に「動物園にできること」や「緑のマンハッタン」、「ペンギン、日本人と出会う」を楽しんでくださった人にはきっとよろこんでいただけるはず……。よろしくお願い致します。