川端裕人のブログ

旧・リヴァイアさん日々のわざ

鳥肌が立った瞬間

2006-08-16 21:31:59 | サッカーとか、スポーツ一般
イエメン戦。
鳥肌が立ったのは、一度。
佐藤勇人が入った直後だったかな。阿部がボールを持った瞬間に、だーっとみんな走って。
対角線の動き、複数。
スペースを突く動き複数。
さらに、ペースを抑えて、「三列目」対応くらいで飛び出そうとしている動き複数。
あのシーンはよかったです。
ほかはよく分かりません。子どもがうるさかったし。


ル・グウィンのコメントに胸を痛める

2006-08-16 14:41:43 | ひとが書いたもの
「ゲド戦記」原作者である、ル・グウィンから、映画についての正式なコメントがあることを知る。これがとんでもなく悲しい内容。
こちらが、オリジナルで、
Ursula K. Le Guin: Gedo Senki, a First Response.

こちらが和訳。
ジブリ映画「ゲド戦記」に対する原作者のコメント全文(仮).
だいたい原作のある映画は、原作と「同じ」作品ではない。
その意味で、映画版に百パーセント満足な小説家は少ないだろう。もちろん、「映画が原作を超えた」と感じさせてくれるような幸福な事例はあるにせよ、どちらにしても「同じ」ではないのだ。

だから、ル・グウィンが映画化を認めた時点で、ある程度はそのような不幸は予測できたはずで、だからこそ、彼女はこの痛烈な文章でも「品」を保って、「自分の作品ではないのだから」と理解を示そうとしているように読める。

とはいえ、さすがに、"I wonder at the disrespect shown not only to the books but to their readers."(原作のみならず、その読者たちに対する敬意を欠いているのではないか)とまで、原作者に言われた日には、制作者はたまったものではないだろう。ぼくは映画は当面見ないので(たぶん、DVDになるまで)、これがル・グウィンの要求水準が高いのか、それとも作品が万人の目にダメダメなのか、分からないけれど、しかし、とにかく不幸だ。とっても不幸だ。

にもかかわらず、映画化にはこういったことはつきもの。そういうものだ、と言い切ってしまうこともできなくはない。

一点だけ、ジブリ側の失点として、胸が痛く、腹が立つのは、この部分。

I am sorry that anger and disappointment attended the making of this film on both sides of the Pacific Ocean.
I am told that Mr Hayao has not retired after all, but is now making another movie. This has increased my disappointment. I hope to put it behind me.

駿氏は、監督業を引退するから息子にやらせると言ったにもかかわらず、本人がすでに次回作の準備にとりかかり、「ゲド」にはほとんどノータッチ。

これは本当なのだろうか。
もしも、本当だとしたら、背信行為だろう。もちろん、駿氏側にも言い分はあるのだろうが、すっきりしない。

原作者本人はもう、なかったことにしたい、みたいなことを言っているので、深追いすべき問題ではないのだろうが。
なにがどうなったのか知らないし、知りたくもないが、すごく胸が痛い。

胸を痛めるあまり、なんら建設的な意味もないまま、文章にしてしまう次第。

自分よりも「ものを知らない」、あるいは「共通言語で喋ってくれない」販売員をどうするかという切実な問題

2006-08-16 07:01:07 | 日々のわざ
レンタカーを借りて家族旅行するので、iPodからFMで車載チューナーに電波を飛ばす流行りの(?)デバイスを購入。
たくさん出ていて、どれがいいのか物色するにあたり、ヨドバシの販売員にいろいろ聞くのだけれどみんなよく分かっていない。
トランスミッタの周波数が自由に設定できるものと、あらかじめ数種類にプリセットされているものとがあって、どちらがいいかという話をしていて、「普通のラジオでも入りやすいところと入りにくいところがありますよね。だから、周波数は自由に変えられた方がいい」という。それって、たしかにそういう現象はあるのだろうけれど、むしろ、既存の放送との干渉が問題になるのであって、「入りやすい、入りにくい」の問題じゃないのでは?

この販売員は自分では使っていないというので、じゃあ、詳しい人を、とお願いすると、「体験者」が紹介される。
「やっぱりトンネルの中みたいに、ほかの放送も入らないところでは、聞こえなくなりますよ」と、みずからの使用感を教えてくれる。
これって、実際にそういう現象が起こるのですか? 以前iTrip2を使っていたことがあるけれど、その時は、特にかんじなかった。
それに、もしも、車内で電波飛ばしているのにトンネル内で聞こえなくなるというなら、それはまた別の現象だろう。トランスミッタ側の周波数を変えてどうなるものでもないと思われる。

げんなりして、ソフマップに行ってみたけど、説明レベルは似たり寄ったり。
ラジオの原理って、そんなに難しいの??
なんで、みんな微妙にずれた理解をしているのだろう。
自分の方がずれているんじゃないかと心配になってくる。

それよりもっと切実なのは、販売員にまともな商品説明を期待してはいかん、ということだ。
つい最近買った、昇華型のミニ写真プリンタも、買う時にきちんと説明をしてくれたのは、五人くらいに聞いて、一人だけだったし、今、買おうか迷っているbluetoothヘッドフォンなんて、きのう聞いた限り、まともに理解してるやつがいない。
リバーサルフィルムから印画紙に焼く時に、従来のダイレクトプリントではなく、一度、スキャンしてディジタルデータにしてから焼くディジタルプリント(これの方が安い!)というサービスが出来ていて、それがプリント上どのような差があるのかというような話も、質問と説明が噛み合わなかった。

「ものを知らない」、あるいは「共通言語で喋ってくれない」販売員に商品説明してもらうのは正直時間の無駄だし、とはいえ、「もっと知っている人にかわって」と言うのは、なかなか角が立つし。
それでも、言っているけれどね(笑)。