ぶな太の四季折々

身近な四季の花をカメラで追って

乙女椿と卜伴(ボクハン)

2015年03月06日 | 日記
散歩道で民家のフェンス際に咲いた乙女椿を撮りました。
乙女椿は咲きはじめがいいです。
高木になれば花の盛りには数10個の花が咲き乱れて
変色する花があり美しさを失います。



乙女椿には乙女のような飾らぬ美しさがあると信じています。
名前の由来を調べたら、江戸時代にある藩から他の藩へ出るのを
門外不出にしたことで、お止め椿から乙女椿になったという説が
あります。
江戸時代にそれだけ大事にされた椿ですが、近年乙女椿は残念ながら
以前ほど見かけなくなりました。
乙女という言葉もほとんど使われなくなりました。



散歩道に広大な敷地に数種類の梅と椿が贅を尽くして植えられた
お屋敷のような民家があります。
椿の生垣が約30m続きその中に卜伴(ボクハン)咲いていました。
濃紅色の一重の椿です。
雄しべの先が変形して花弁化し盛り上がった唐子咲きで、唐子の部分は
白色で珍しいです。

卜伴という名前の由来は泉州の茶人卜伴が作り出したとされています。
卜伴には高貴な印象を、乙女椿には親しみを感じています。

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トチノキの白い花を探して

以前からブナとトチノキの愛好者です。 出身が栃木県であることもありますが、20数年前に パリに社員旅行したとき、エッフェル塔より車窓から見た 街路樹の白い花が印象に残りました。