真鶴岬のヒヨドリの渡りを見るため、駅からケープ真鶴行きの
バスに乗りました。
渡りが見られるのは早朝から10時頃までですが、現地についた
のは9時20分ごろでした。
数年前、テレビで津軽海峡を渡るヒヨドリの大集団とそれを襲う
ハヤブサの映像を見て感動しました。
岬の高台から海岸に下りて間もなくヒヨドリの群れが現れ三ツ石
方面に飛んで行きました。
20~30mの高さから群れが落ちるように海面すれすれに
急降下し、また岬の森に戻ってきました。
やがて黒い点の塊が南に飛び去りました。
仲間の話では、昨日私たちの目の前で約500羽のヒヨドリの
群れが渡ったとか。
2羽のハヤブサが群れから外れたヒヨドリに襲いかかり、
捕獲する生々しい場面を見て、テレビの感動がよみがえって
きました。
弱肉強食は自然界では当たり前のことですが、ハヤブサが
海上でヒヨドリをものの見事に捕獲するのはハヤブサなら
ではの早技でした。
待望のヒヨドリの渡りとハヤブサが見られて満足して
いつものと逆コースで真鶴駅に向かって歩きました。
森の中に渡りと縁のないヒヨドリがいて、これから真鶴の
森で冬を迎えることでしょう。
私たちの吉事を祝うように、森の中に吉祥草(キチジョウ
ソウ)が咲いていました。