ぶな太の四季折々

身近な四季の花をカメラで追って

金木犀の香りを求めて

2016年09月30日 | 日記
金木犀は以前、家の庭にも近所のほとんどの庭にもありましたが、
近年めっきり少なくなりました。
この時期になると金木犀の香りが秋の到来を知らせてくれます。





昨日、金木犀の香りを求めて近くの市立公園に行きました。
誰もいない公園の外れで香りを一人占めしました。
小さなつぶつぶの黄色い花に顔を近づけて香りを吸収しました。

ある民家の庭に金木犀の大木を見て驚きました。
40坪ほどの敷地に高さ4m、横幅4mの丸い樹形の金木犀は
明らかに不似合いでした。
庭木としての金木犀の欠点は大きくなり過ぎることですが、
この家の主は庭の金木犀をどう見ているのでしょうか。





この公園にゴンズイの実が色づいていました。
赤い種皮が裂けて黒い種子が出ると赤と黒のコントラストが
美しいです。
ゴンズイの実は見ごろをやや過ぎていますが、10月以降には
野鳥が種子を突くので赤い種皮だけが残ります。
2枚目の写真は数日前に別の公園で撮ったものです。


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箱根湿性花園の花たち

2016年09月29日 | 箱根湿性花園
箱根湿性花園にほぼ毎年秋に行っています。
湿原をはじめとして川や湖沼に生育している植物など
1700種の花が咲くと案内にあります。



湿原に咲く秋の花の代表はサワギキョウでしょう。
草丈1mほどで青紫色の花が咲いていました。
花園に隣接する草原に咲いたサワギキョウがよかったです。
背後は仙石原すすき草原です。
20数年前に栃木の足尾町に近い井戸湿原で見たのが
最初でした。



草原にエドリンドウが咲いていました。
もう咲き終わりに近くほとんど花びらを閉じていました。
花の開いた青紫色のエドリンドウが見られてよかったです。



この湿性花園に入るとまずシオン(紫苑)が咲いています。
シオンは好きな秋の花で、草丈1m以上ある淡紫色の花を
青空を入れることにこだわります。



淡紅色のサクラタデも好きな湿原の野草です。
タデ科の代表はイヌタデ(別名アカマンマ)ですが、
サクラタデを接写して見るとタデ科らしからぬ上品な
美しさを感じます。

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箱根湿性花園の中で

2016年09月28日 | 箱根湿性花園
箱根仙石原の湿性花園は花の種類が多く花の名前がわかる
ので便利です。
一昨日、箱根に行く前に御殿場経由で籠坂峠から畑尾山付近を
歩きたかったですが、家内の同意が得られませんでした。



園内を歩いて木道の上にとまった赤トンボを見つけました。
名前を調べたらナツアカネのようでした。
こんなにきれいな赤いトンボを見たのははじめてでした。
この秋はトンボを見る機会が少なかっただけに木道での
出会いを喜びました。



湿性花園にヤマボウシの赤い実が成っていました。
これから実が熟するのでしょう。
7,8年前に山の会でツキノワグマの糞を探しに
丹沢の鍋割山北稜に行ったとき食したヤマボウシの味が
忘れられません。
畑尾山付近でヤマボウシの実を撮りたかったです。



ツリバナの実が赤くなり割れて垂れていました。
吊り花とは絶妙なネーミングです。
庭のツリバナは球形の果実がまだ割れていません。
実が割れないとツリバナの趣がなくこれからが楽しみです。

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四季の森公園の秋の野草②

2016年09月27日 | 四季の森公園
四季の森公園でつる性のノササゲの淡黄色の花が多く
目につきました。
一昨年、真鶴の観察仲間から紫色の果実はノササゲの実と
教えてもらいました。





淡黄色の花を見たいと思っていたら、四季の森公園で
見られてよかったです。
アップした紫色の果実は真鶴で撮ったものです。



山側にヤマホトトギスが咲いていました。
ホトトギスは種類が多いですが、初秋の里山に咲く
ヤマホトトギスが繊細な趣があっていいです。



遊歩道沿いにチカラシバが各所に咲いていました。
容易に引き抜けないから力芝の名前があります。
黒々としたチカラシバから3代目朝潮太郎の胸毛を
思い出します。



池のそばの山側に大型の花が咲いてやや大きなハチが
吸蜜していました。
紫黒色のこまやかな花で草丈は1m以上ありました。
高山の夏に咲くシシウドに似ているからセリ科を
図鑑で調べたらノダケでした。
野草の名前は科目の見当つけて調べるのが近道ですが、
簡単ではありません。

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四季の森公園の秋の野草①

2016年09月26日 | 四季の森公園
一ヶ月ぶりに四季の森公園に行きました。
あし原湿原のそばにキンミズヒキ(金水引)がたくさん
咲いていました。



ミズヒキはタデ科ですが、花びらの散るキンミズヒキは
バラ科です。

そばにユウガギク(柚香菊)が群生していました。
柚の香りがするのが名前の由来ですが香りは確認
できませんでした。
小さなチョウが数匹ずつ吸蜜していました。





その中に最近見かけないベニシジミがいました。
ベニシジミは目の前で羽を広げながら動くので好きな
チョウです。
キチョウは動きが早くなかなか写真は撮れませんが
ユウガギクが気に入ったのか動かず吸蜜しているのが
意外でした。





あし原湿原の一帯にツリフネソウ(釣舟草)が群生して
咲いていました。
ツリフネソウは種子が熟するとホウセンカのように
弾けて飛び散るように広がります。
これほどたくさんのツリフネソウを見るのははじめてでした。

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トチノキの白い花を探して

以前からブナとトチノキの愛好者です。 出身が栃木県であることもありますが、20数年前に パリに社員旅行したとき、エッフェル塔より車窓から見た 街路樹の白い花が印象に残りました。