今年は彼岸花らしい彼岸花を見ないまま終わるかと思っていました。
昨日はいつもと違う団地の中の道路を歩いたら、
近くの墓地のまわりに彼岸花が群生し見ごろでした。
驚いたことに、団地の花壇や敷地内、向かいの道路に真っ赤な
彼岸花が咲いていました。
庭に彼岸花を植えるのは忌み嫌われますが、ここは別世界でした。
折りしも、彼岸花は強い西日を浴びて赤々と輝いて美しかったです。
団地の中で酔芙蓉(すいふよう)が目に付きました。
ほんのりと赤みを帯びて美しかったです。
花にカメラを向けていたら、
そばで立ち話をしていたおばあちゃんから
”酔芙蓉はきれいでしょう、朝咲いたときは真っ白だったのよ”と
自慢するように話しかけられました。
おばあちゃんの足元にヒガンバナ科のタマスダレが整列するように
咲いていました。
真っ赤な彼岸花に圧倒された後だったので、タマスダレの白い花に
落ち着きを感じました。